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2020-12-21

猫・胃ろうのススメ。

――――――――――うわーっ!!我が家のおだん様が亡くなってから1年半くらい経過してしまいました!!

おだん様は顎に出来た扁平上皮癌の為に、亡くなるまでの2ヶ月の間、胃ろうにしていたのですが、人間の胃ろうと違って猫のそれは悲惨ではないですよー、むしろ色々と楽なことも多かったですよーとお伝えする記事を書こう…と思って1年半も放置してしまった…

いい加減記事を書かねばなるまい…と云うわけで、故・おだん様の胃ろうのお話です。


おだん様、顎に扁平上皮癌が出来まして、進行も早く手術で取れるような感じでもなかったので、積極的な治療のしようがない状態だったのですが、この癌は顎にできているため、癌がどんどん進行するにつれ顎が開けられなくなり、ご飯が食べられなくなって癌で死ぬより前に餓死する可能性があるため、『胃ろうをお勧めします』と獣医さんに告げられました。

この癌の子は顔面にできる癌なので見た目がかなり酷いことにはなりますが、栄養補給ルートを確保してあげてれば、個体差はありますが比較的余命が長くなる、とのこと。

で、ワタクシ『じゃあ、やってください』と即決(笑)

で、獣医さんがびっくり。『…いや、普通他の飼い主さんはかなり悩まれるんですよー』とのこと。

そりゃ人間の胃ろうのイメージがありますからねえ。

しかしワタクシは保護猫カフェ『ねこかつ』さんで、食道が生まれつき狭く、水もご飯も食べられないので胃ろうにして、ある程度成長したら食道を広げる手術をする予定って子猫をよく見ていたので。

子猫は腹に胃ろうチューブを腹巻きで巻いて、元気に駆けずりまわっていた(笑)

動物の胃ろうの場合は、腹にチューブが付きはしますが、特に運動に制限があるわけではなく普通に生活できるんですよ。

手術そのものも難しいものではなく、料金もお安いです。

胃ろうチューブが出ている部分は粘膜がそのまま露出してるので、1日1回消毒はしますが、胃ろうにしてしまえば面倒な投薬もそのままシリンジで流し込んでしまえばいいだけだし、1日分のご飯をシリンジで何回かに分けて流し込むだけでしたのですんごく楽でした。

投薬、それからあまり食べられない状態の猫に強制給仕って、すんごく猫も飼い主も大変で辛いんですよね。

『ああ、あんまり食べられないなあ…』『食べさせなくちゃ、食べさせなくちゃ…』って日々は本当に辛いです。

なので獣医さんから胃ろうの提案があった場合は、是非速攻で受けて頂きたいと思います。

本当に辛い時間が無くなります。

胃ろうが提案される病気ってのはそれほど多くはないと思いますが、迷ってる間にどんどん病気が進行、とかいう場合もあるのでなるべく早くに決断して頂きたいです。

…ただ、一番胃ろうにしてしまいたい腎不全には、胃ろうが出来ないんですよねえ。全身麻酔で腎臓に負担がかかるので。

なので腎不全の場合は経鼻チューブになりますが、経鼻チューブはエリザベスカラー付けて顔にチューブが縫い付けられて、って非常に行動に制限が出る上に、管が細いので液体栄養しか入れられず、ちょっとしたことでもチューブが抜けやすいので『ああ、腎不全で亡くなったはるも胃ろうにできてたら楽だったなあ…』と思いました。

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こちらが胃ろう設置後のおだん様、ああ懐かしい(涙)

ガーゼを巻いてありますが、そこから胃ろうチューブが出てます。真っ白なので画像でわかりにくい。

その上からネットを着せてます。

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みたらしさんと台所で集会をしているおだん様(笑) みたらしさんがまだ細め(笑)

胃ろうになるとこのようなカバーを付けた状態にはなりますが、普通に歩き回って普通にあちこち飛び乗ったりしてました。

そして1週間も経つ頃には『このチューブでご飯を貰っている』と理解して、ご飯の時間になると台所にやって来て大人しくご飯注入&消毒を受けていたおだん様でした。

ちなみに、それまではまだ顎もちゃんと機能してはいたので自力で食べてましたが、胃ろうでお腹いっぱいになる、と分かってからは自力で食べなくなりました。

そして結局胃ろう設置後2ヶ月で癌の進行のためにお亡くなりになったおだん様ですが、最後まで胃ろうで食事は出来ていたので、ガリガリにやせ細っての最期ではありませんでした。

さて、胃ろうでの給仕の仕方でございます。

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大分使い込んで色が付いた状態ですが(笑)、胃ろうチューブの先端はこのようになっております。

太目のシリンジ用、細目のシリンジ用の差し込み口があって蓋をします。

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チューブにはこのようなストッパーが付いています。

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給仕の際にはストッパーのロックを外せばチューブに物が通る仕組み。

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で、シリンジ用の差込口からですと、液体栄養はスムーズですが、普通のご飯をドロドロにしたもの、とかは詰まって通らないんですね。

なので基本的にはいつもこの差込口は外して使ってました。

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直接チューブにシリンジをぶち込む(笑) チューブの太さは平均的な金魚のエアチューブと同じくらいです。

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液体栄養もありますが、あれで1日分の必要カロリーをきっちり給仕しようと思うと相当流し込まねばならないのですわ。

なので、獣医さんも『緊急時にはいいですが、絶対的に栄養が足りなくなるので長期的に使うのであれば普通のご飯をドロドロにしてそのままチューブで入れてください』とのことでした。

なのでおだん様にはこちらを使ってました。大体2缶分くらいで1日のカロリーが取れてたのかな。

猫のカリカリを水を加えてミキサーで砕いてドロドロにしたものとかも与えてましたね。

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モンプチに水を加えて崩していく。

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子猫の離乳食レベルにドロドロ状態にしたもの。

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シリンジが太いので上からスプーンでドロドロご飯を詰めていきます。

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シリンジの蓋をして終わり。これをチューブから流し込みます。

大体これ2本分が1回の食事だったかな。それを1日2回。5分もあれば終了します(笑)

もちろん投薬が必要な場合はこの中にぶち込んで混ぜればOKですし、飽きて口からだったらまず食べなかったようなご飯も片っ端から流し込んでやりましたので、食材ロスもなかったです(笑)

その点でも胃ろうは本当に優秀でした!


胃ろうの手術代そのものは17010円でした。それに麻酔料とか1泊入院の諸経費がかかる感じです。

胃ろうチューブが出ている場所は化膿しないように、抗生剤入り軟膏を塗ってガーゼを貼るのを1日1回。

なので管理も難しいものではなかったです。

ちなみに胃ろうチューブは動くので『引っこ抜けそうで怖い!!』と思うんですが、胃の中側はバルーン状になっていてそれがストッパーになっているので滅多なことでは抜けません(笑)

胃ろうも設置後はこのような姿ですが、ある程度傷が落ち着いたら使える見た目がマシな『胃ろう用の服』と云うのもネット通販で売っております。

まあ、おだん様はどんだけ生きるかわからなかったので『服注文して完成する前にお亡くなりになっても嫌だしな』と、その服には頼らず、うちにあるもので適当に自作しておりましたが。

それは次回ご紹介します~♪




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師匠、どうもありがとう‼️
ウチももしもの時はすぐに検討します!
とはいえ猫は腎臓を悪くするパターンの方が多いよねえ。飛影王子が先日の血液検査で数値がちょっと悪くなってて、加齢のせいとは言われてるし、まだ投薬も何も必要ないけど、切ない。

おだん様……。

これからの事を考えるととても大事な記事。
あすかさん、ありがとうございます。
今のところとても元気で甘えん坊な「あんこ」ですが、この先に何が起こるかわかりませんから、心にとどめておきます。
そうかぁ、1年たったんですねぇ。

早いですねえ…😹

もう一年たっちゃったのか…😹
年末恒例のおだん様の有難いお言葉が懐かしいです…(;ω;)

おだんちゃん

ああ懐かしいです。。、私は当時あすかさんのブログ見ていたのにコメントしそびれててそのうちおだんちゃんの具合が悪くなってますますコメント出来なくなって。。。もっと早くに言えばよかったです。「可愛ね(´ー`)」「良い子だね!!」って。お顔周りの感じがとっても好きです。みたちゃんはそれほど細くはない。

おだん様、あすか様ありがとうございます。

うちは娘が絶対にいつか保護猫を引き取る!と決心しておりますので、犬猫保険や病気なども調べて少しずつ準備を進めておりますが私が猫を飼った経験が無いので子猫を育てるYouTubeなどを拝見させて頂いてます。

しかしその猫が胃ろうが必要になった時までは想定しておりませんでした。人間の胃ろうとは違うけれどこう言う配慮が要る、最低これくらいの費用は準備しておくなど大変参考になりました。

おだん様、お話を聞くほどに善きにゃんこでございましたね。今頃どこかで生まれ変わっているのか、みたらし&NGトリオや小僧くんを暖かく見守っているのかをどちらでしょう。

たまさん

胃ろうを提案されることは滅多にないと思うんですけどね。…腎臓悪くしてからの経鼻チューブはよくある。

でも比較的腎臓の値が悪くない時に胃ろうの処置、できないものかしら―と思う。

だって本当に鼻チューブと胃ろうとでは生活の質がまるで違うもの~

…うーん、でも年齢的なことを考えると、そのように延命させるためにチューブを付けるのは微妙かも。ケースバイケースですね。

おはるちゃんは若かったので鼻チューブ付けましたが、高齢だったらしなかったと思う…

jasminさん

猫で胃ろう、って記事はなかなか出てこないと思うので、まあ、もし万が一同じ提案をされた方が出てくれば、何かのお力にはなるかな、と思いまして。

――――――ええ、おだん様が亡くなって1年半経ちますよ。…しかしみたらしさんの行動パターンが割とおだん様に似ていて、短い同居生活の間に薫陶でも受けたのかしら、と(笑)

てんてんさん

みたらしさんは日々太くなられるし、のりごまも増えたしで、そんなに時間が経ってたとは気が付きませんでしたわー(笑)

…まあ、年末恒例のお言葉はみたらしさんに引き継いで頂いてもいいんですが。いいお顔になられてるし(笑)

ゆりんこさん

ああ、そうですね。みたらしさんデビューからのコメントデビューですよね(笑)

おだん様のよう雰囲気のある猫はなかなか稀有な存在でした。しかしみたらしさんも若干おだん様のようなじっとり感があります。

もったり感はみたらしさんにかなうものはなしですが。

亜雅紗さん

動物保険…おだん様は入ってましたが、ほとんどの動物病院でその場で使える一番メジャーなものでしたが、こちらが3割負担のコースでも1日14000円までしか負担してくれないので、結局それまでの掛け金を考えたら黒字にはならなかったです。

子猫は可愛いですが、子猫の破壊力は半端ないので、若ければいいですが年配家庭だとかなりきついと思います(笑)…ごまおだってもうすぐ2歳くらいになるのにお子様で、『…ああ、頼むから落ち着いてくれんか…』と思うくらいです。

ああ、おだん様は落ち着いていたなあ…

あんなに表情で語る猫は他にございませんよ(笑)
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Author:あすか
…むっちりみたらしさんに画像変更(笑)

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