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2019-02-02

『着物警察、私はうれしい』という新聞投書に寄せて。

――――――先日読売新聞(…徹底的に新聞を活用しておりますな、私は(笑))にこんな投書がございましたの。まあ、お読みくださいまし。



…お名前出しちゃったけど、そもそも新聞で堂々とお名前出してるからいいかと。

最近何かと話題になる『着物警察』ですが、あっしは今まで出会ったことがないんですのよ。

で、スタンスとしてはこの方と同じなんです、私。

だって帰り着いてふとお太鼓見てみれば、とんでもなく崩れていたりして『…お直しおばさんでも着物警察でもいいから飛んできて、直してくださっても構わないんですのよ、奥さん!!』と思ったこと数知れず(笑)

そう、意外と自分の着姿のまずさって自分で気が付かない。着崩れも案外気が付かない。

そして崩れっぷりに気が付くのは遠くから引きで見ている、着物好きな方だったりするのです。

まあ、着物警察の餌食になりそうな着付けしてる割には今まで出会ったことがないあっしなので、着物警察には色んなタイプがいて、中には本当にとんでもない『着物テロリスト』な輩もいるとは存じておりますが、むしろ大半の方は『ただただ善意の、着物好き』なのだと解釈しております。

…そう、余計なお世話でありがた迷惑であろうとも、本人は善意なのです。

で、そのような方は着付けが常に怪しく、自信がない方にしてみれば通りすがりの救世主的な役割も担うことがあるのです。

しかしそれらを総じて『着物警察』と断じてしまいがちな方って、基本的にとんがった個性の持ち主と云いましょうか、世間様に対し斜に構えたところがあると云いましょうか、権威に対して根拠もなくとにかく対抗的と云うか、『こちとら、個性!!お洒落!!喧嘩上等!!』な一種挑むような感じで着物を着て歩いているような感じがするんですよ。

で、そのような好戦的な『…これが私のお洒落よ。何か文句あんの!?』な好戦的なオーラって全身からやっぱり滲み出てしまうので、同じく好戦的な着物警察的な人間を引き寄せてしまう。

…チンピラが肩で風切って繁華街歩けば、同じチンピラが『なんだよ、いきがりやがっておめえ』って喧嘩吹っ掛けてくるような(笑)って例えが悪すぎるか(笑)

――――――ただね、『類は友を呼ぶ』って本当のことだからね

善意のお直しおばさんではなく、明らかに嫌味な負のオーラ満載の『着物警察』にやけに目を付けられるって方は、自分の中に、そのような人種と同じ部分が渦巻いていないか一度冷静に内観してみては如何かと。

だってほんわかほにゃららしてる人は、たとえきつめに注意されたりしても『あー、そうなんですねーわざわざありがとうございますー』ってな感じでやっぱりほにゃららしてて、そこで『あ!?何か文句あんの!?
』と怒らない。

怒らないから『着物警察』と相手を蔑んで、自分を優位に保とうとも思わないんですよ。

『着物警察』=『自分の着物の知識が絶対で、それから外れた格好が許せずそのような格好の人に対しあれこれ手出し口出ししてしまう人』のことだとすると、逆に『着物警察許せねえ!!絶滅しろ!!』な人も同じ穴のムジナかと。

だって、『着物警察絶滅しろ派』の人も、『自分の個性が大事、自分の好きな格好して何が悪い!!』と自分を譲らないわけで、自分を譲らないところは一緒。

ただ主義主張がお互い違うからやり合うだけで、根っこ部分は一緒かと。

『着物警察』は基本年配が多いと思いますが、それはその方の知識が古いままアップデートされてないからであって、いわば一種の情報弱者なのではないかと。

一方着物警察の被害者ってのはとにかくSNS世代で、Twitterとかで腹立ちまぎれにあくまで自分のスタンスで拡散するする。

で、そーゆーのを散見すると『…この人って着物に限らず、自分のやることなすこと、誰かにちょっと注意でもされようものなら待ってましたとばかりに理論武装、ネットの民の意見まで総動員して『だから私は悪くない』って方向にもっていく人なんじゃないかなあ』とか思ってみたり。

人は、自分の持ち合わせている知識が判断基準なのです。それは当たり前のことなのです。

それを踏まえて、たとえ何か言われても『ああ、そうなんですよね。ちょっとびっくりさせてすいません。でも私、こーゆー着方が好きなんです。最近はこんな風に着てお洒落を楽しむ人も多くなってきてるんですよ』と笑いながら返す余裕と強さが若い世代にもう少しあれば、と思う。

そこまで出来れば、たとえ悪意があって近寄ってきた人でも『…ふーん』と引き下がると思う。笑顔の力は絶大。

『でもあんた、それはおかしいってどーたらこーたら』と言ってくるような人はまずいないかと(笑)

…それをその場で出来ず、ネットで憂さ晴らししてる人が多いと思うんだよ…

『着物警察』って、掘り下げていくと大本は『世代間の断絶』ってところにあるんじゃないかしらねえ。

着物に限らず、年上は若いものに対し何かとアドバイスのつもりで余計なお世話な言葉をいちいち投げつけてくるものです。昔からそうですってば(笑)

それが当たり前のことだったので『ああ、ハイハイ』で流せて、昔ならそのまま問題にもならなかったことが、今いちいち問題になってるような気がするなあ。

以前dolceさんがお書きになっていた文章で、『何か言われて『うるせえくそばばあ』と思うか、ありがたいアドバイスだと思うかによってその後の人生大きく違ってくるよ』(←どの記事だったか忘れて探したのですが見つけ切れなかったのでうろ覚えではありますが、大意はこんなところかと。)に拍手喝采したい気持ちになったワタクシ。

うん、結局は言う方よりも言われる方に余裕がないんだよね。肩に力が入り過ぎてる。

だって自分の着こなしがお洒落だと思っててそれにゆるぎない自信があるのなら、批判も冷ややかな視線もどこ吹く風だもの。

ちょっと言われたことを気にしてしまうのは、自分でも『ちょっと変かも…』な負い目的な感情があるからかと。

そして『言いたい奴には言わせておけ』とまとめていたりするんですが、いや、気にしているのは他でもないあなたではないの?と思う。それは強がりではないの?と。

『着物警察のせいで着物人口が…』とか人のせいにする人もいますが、基本、女性は本当に着たいものであるなら、どんな障害があろうとも頑張って着ようとするものです(笑)

『着たいブランド服があるから20キロやせる!!』とかね(笑)

着物を本当に好きで着たい人であれば、何言われたってむしろそれをバネにして、より洗練された高みを目指すでしょう。

あれこれ言われて嫌で…というお人はただ単に『着物着るのってめんどくせえ』、それだけなのに、着なくなった理由をあれこれあちこちに押し付けてる人も多いのでは。


あああ、長くなって何が言いたいんだかわからなくなってきましたが、あなたが『着物警察』と思うから着物警察、『頼もしき通りすがりのアドバイザー』と思えば本当にアドバイザーなのです。

アドバイスを受け入れるかどうかは自分次第でございましょう?アドバイスはあくまでも一意見。

渡る世間を鬼ばかりと思うか、仏ばかりと思うかはあなたの心がけ次第。

とにかく肩から力、抜きましょうよ。

そして自分にも他人にも寛容になりましょうよ。


                  

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No title

keitaさん、ああ、なるほど。東京ならともかく山口で個性的なファッションのkeitaさんは、どうやってやり過ごしているのだろう、と思ってましたが平和的解決で日々過ごしていたのですね(笑)
そうそう、自分にとってお洒落でもよそ様にとってはびっくりな訳だったりもして、でもそれが悪いわけではないんだから幾らでも営業謝りしていいと思うんですよ。
…『自分は悪くない』と頑なに謝れない人って最近多いですよね。勝ち負けではなく、コミュニケーションの潤滑油としての謝罪ってのはいくらでもありますのに。

No title

ちぃさん、ああ、上尾のメガトンはちぃさんに金一封出さないと!!(笑)…しかし最近気まぐれセールってやってませんよね?そもそも店長って誰なんだか。
着物警察なんて着物に関してだけで、しかも着物着てなきゃ何も言われないしそもそも言われたこともない人だって大勢いますよね。
育児警察の方が深刻だと思います。だって皆、自分の子を基準に語って来るんですもの。
子供は皆それぞれが違うんだーっ!!あんたの子供なんていないかのような手のかからなさじゃないのさ!!それでいっちょ前に先輩風吹かすんじゃねえ!!と思うこと数知れず。

No title

亜雅紗さん、ワタクシはそもそも滅多に人が集まる場所に着物で出かけませんからね。基本、近所のお堂と寺で撮るだけ。…そりゃ着物警察にも会うわけがないライフスタイルなのでした。
んが、たまさんじゃないけど、どこで誰が見ているかわからないのが恐ろしい(笑)
…歌舞伎座ってそんな恐ろしいところなんですね。でもアンティーク着物業界でも恐ろしい話がありますわ、タンタン氏の目撃談なのですが。
ついでだからそのうちそれも記事にしよう。
着物を普段から着ている人であれば、それがお洒落でやってることなのかただ単に着崩れているのかは見ててわかるので、後者の場合はヘリ下りつつお直ししてあげていいと思います。

No title

増髪般若さん、私は一度骨董市のお店のおばちゃんにいきなり帯締めをグーっと下の位置に下げられて、『こっちの方がかっこよく見えるのよ』と直されましたが、私は低い位置の帯締めはばあさんのイメージで好きではないのです(笑)
でもアンティーク好きの若い子が最近低い位置で帯締め締めてるのを多く見て、『…あれはなんでだろう、流行か?』と思っていたとこだったので、ああカッコいいと思っているんだな、と理由がはっきりしてすっきりしました(笑)
もちろんアドバイスはしっかり頂戴しましたが、しっかり元の位置に帯締めは戻しました。
これも着物警察と思えば着物警察。でも私は知識が増えてありがたかったです。

No title

いち呉さん、セクハラと同じで、本人がセクハラだと思えばセクハラ的な曖昧さはありますよね、着物警察も。
でも警察警察、って警察も気の毒だ(笑)いっそ着物ロッテンマイヤーさんとでも呼べばいいのに(笑)
ああ、確かに金髪でしかも20代以上ともなると、ちょっと注意する方もパワーがいるかも知れませんね(笑)

No title

マド☆さん、歌舞伎座は危険地帯なんですね。でも洋服だったら特に外国人ツーリストならラフな格好だっていっぱいいるでしょうに。着物だけにやたらと格を求めてくるのも変な話で。梨園の妻ならともかく、あくまでお客ですのに。
そう、後ろの崩れって自分で気が付かない上に気が付いても直しにくい。お直しさんがその場にいてくれると本当にありがたいですよね。

No title

あっしさま~

以前入れたコメント、iPad落っことした拍子に消えてしまいました。
あらら…。
私の記事を覚えていてくださってありがとうございます😃🖐
嬉しかったです。
私も若い方に、「かわいいわね」とかつい言っちゃいます。
着物姿、嬉しくてお話ししたいのです(笑)
これからも、楽しみに読ませていただきますね✨

No title

Dolce daisyさん、あら?読んだ記憶はあるコメントがいつの間にお消えに!?
しかし引用した記事が見つけられずに無念です。確か海外生活の中でのお話だったはず。…そしてうちの同じく記事が膨大である、と気が付いた次第です(笑)
そうそう、着物のお話がしたいんだろうなあ、と思います。
で、普段からコミュニケーションがすっごく上手ってわけでもないと、結構ぶっきらぼうな感じになる人もおられるでしょう。
本当に悪意がある人たちは、自分の面が割れないように遠くから悪口云うものだと思いました。

No title

tai*****さん、あら?うっかりここの辺コメが全部終わったものと思ってストップしてましたわ辺コメ遅れて申し訳ありません~
そうか、誰が言い出したか着物警察、と思ってましたが、朝香さんでしたらばその波及力には納得です。
でも警察ってそんなにイメージが悪いものなんだろうか(笑)
そうそう、みっともない状態で気が付かずに後ろ指さされながら歩いてるよりは、教えてもらえた方がどんなにいいか。
でもそのお友達も逆鱗するほどの事だろうか…
『うん、私はこう着てるの』でおしまいの話でしょうに~
着心地とかは人それぞれですから、いろんな工夫があると思うんですよ、それぞれに。

No title

U-カリンさん、…そう云えばタンタン氏は目撃した恐るべきアンティーク着物警察と云うかやくざ?な輩がいたそうですわー
ああ、その話も書いちゃおうかなー(笑)

No title

亜雅紗さん、…亜雅紗さん、亜雅紗さんっ(笑)
そこまで『鼻毛談義』を熱く語られるとは!!(笑)
しかし大阪のおばちゃんだったら本当にうまいことそのように切り返してきそうですわ。さすがです。

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たまさん、…歌舞伎町だったらそのような妖怪もいそうな気が致します。もう何でもありだったでしょうから、当時は。
しかしそのかっちょいいおじさんも、その道の達人?ならば後ろ姿でも性別はわかるものであろうに。まだまだね、おじさん!!(笑)

No title

しいたけさん、ごく最近ですね、着物警察という名称が定着したのは。それまでは『お直しおばさん』と可愛げの残る名前でしたが、警察となると『理不尽な公権力』な感じで、名称だけが独り歩きしそうな気がします。
実際は本当に気のいい『お直しおばさん』が大半だと思いますのに。
自分で着て馴れている人であっても、崩れた際にどこをどのように直せば戻るのかわからない場合が多いので、本当にそのようなお直しおばさまはありがたい存在ですよねえ。

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ほあかばりきるま。さん、ああ、でもこれって無意識にやっちゃってることがすんごく多いんだろうなあ、と思います。
だって私も飼い主に断りなく平気でそのまま犬とか猫触り倒してたりしますもん
お子様とか赤ちゃんとかもうっかり触ってる。
本当は『一言断れよ』と思ってるママも飼い主もすんごく多い、と最近知り『ぎょえええええ!!』と思った次第。
断りもなく一言もなくいきなり、ってのはもう、それしか目に入らず、そこに人がいて人が着ているってとこまで意識が回らないのではないかと。
きっとその浴衣お直しおばちゃんはほーさまの顔も覚えてませんよ。まっぱも見てない(笑)
衿合わせしか見てなかったと思われます。
―――――それにしてもほーさまも色々とやらかしておりますねえ(笑)

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てんてんさん、そうそう、警察って言葉がどうもよろしくない。だってやってることはやくざと変わりないだろ、な着物やくざが着物警察と一緒にされてますもんね。
…でも昔、着物人口がまだ多かったころの方がもっと着物にはうるさかったでしょうに。
江戸時代なんかは身分によって羽織紐の結び方まで決まっていたそうだし、着る着物の色柄まで決まってたとか。
それ考えたら今なんてすっげー自由だってのに。
その厳しいおばあさまはもう、お師匠さんとでもお呼びしたいような厳しくも暖かみのあるお方ですねえ。
いけずだったら本人に対しそこまできっちり言ってくれない。

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べにおさん、そう云えば10年ほど前までは結構出先の着物屋さんとかで、お客さんに『派手派手アンティーク着てると注目されて恥ずかしくないですか?着てみたいんですけどちょっとハードル高くて…』と相談されることが多かったです。
なので『自分で恥ずかしいと思ってると絶対それが全身から出てしまってぎくしゃくの雰囲気から人目を引いちゃうと思うんですよ。平常心であれば人は注目してこないです。』と答えてましたが、今にして思えばその平常心に辿り着くには修業がたっぷりいるな、と(笑)
不親切極まりないアドバイスでありました。
うーん、でもよくいるんですが『なんかジロジロ見てきやがってさー、羨ましいんだろお前ら。どんどん拝め!!』ってな人もいらして、『いや、それはあなたが『さあ、私を見て見て!』ってオーラを垂れ流しているからじゃないの?だから注目されちゃうんじゃあ』と…
肩に力入らない、気負いもない人だとよく見りゃ派手に違いないけどそれが自然なんでじろじろ人に見られないものですわ。
じろじろ見られるって人は、何かがどっか不自然なんですよ。

No title

東野朱乃さん、着物警察って、呼ばれる一部の人だけが突出していて、他の9割は本当に気のいいおばちゃんだと思います。
なので着物警察という言葉が出来たことにより、それらもひとまとめにされちゃってなんだかやるせない気分です。
これで親切なお直しおばちゃんが『着物警察って怒られるかもー』と姿を消したらどうしてくれるんだーっ

No title

内緒さん、そんなタイトルだったとは!!…確かにそのタイトルからですと探せないですよね(笑)
基本的に貧乏性なので自分で作れそなものはチャレンジしますが、料理だけは愛がない(笑)のでできる限り買ったもの、外食で生き抜いております。
そして料理が嫌いなので台所だけは綺麗にしてあるのです。
――――着物部屋は雑然としていても好きだからあれこれ探したりがずっとできますが、料理は嫌いなので台所が汚いとそれだけでやる気がなくなるので(笑)

No title

> あすかさん
その後の話ですが彼女は長襦袢をもっていなかったのですがヤフオクで買った麻の長襦袢があったのでそれを着て七緒の15分で着る着付けを熟読しもろ肌が見えることはなくなりました。逆鱗したその夏の日は3人で銀座でランチだったのですがもう一人の方は着付けでお金頂いている方でいつもカッコよく銀座結び、私は半幅で三者三様でございました。

No title

tai*****さん、まあ、逆ギレされたままで終わらず、ちゃんとアップデートされたんですね、その方。なんだかんだで素直でよろしゅうございました(笑)
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あすか

Author:あすか
…むっちりみたらしさんに画像変更(笑)

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