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2015-11-30

1年寝かせてよかったぜ…『奇跡の再会!!』かと思いきや、一転…の矢羽根の刺繍帯のお話。

――――――常に記事が遅れ気味のワタクシでございますが、1年寝かせた記事なのでございます、今回のは。

そして1年寝かせたおかげで当初の感動巨編の予定から一転、トホホなどっちらけなオチへと…ええ1年寝かせた甲斐があったというものでございましょう。せせら嗤って頂いてナンボのワタクシでございますれば。



ここにアンティークの矢羽根の刺繍帯あり。7~8年前にヤフオクで確か3600円だったか。

帯幅が狭い上に画像では分かりにくいがお太鼓の刺繍に結構致命的な傷があり、前帯部分の刺繍も解けているというかなりの難アリ品であったのだが、矢羽根の刺繍帯は見逃せず難アリとわかった上で落札。

で、そんな難アリでもお気に入りでそこそこ使っておりまして、それに伴いますます帯は傷んでいったのでございます。

なので『この帯の後継となる、似たような帯ないかな~』と探しておりましたところ、1年前の大江戸骨董市にてtentoさんのお店で発見したのでございます。

『あ!これは本当によく似てる~こりゃラッキー
』と大喜びして購入。家で並べてみたらば。

―――――そこには『よく似てる』以上の光景が広がったのでございました。



…上が1年前にtentoさんとこで購入の矢羽根帯。下が手持ちの矢羽根帯。……刺繍の色こそ違えど、ほぼデザインが同じでんがな



お太鼓を並べてみると、花を付け足したり、紐を付け足したりしているものの基本的デザインは同じ。



前帯部分も基本的部分は同じ…ちなみに1年前購入の帯は刺繍部分が増えて一見豪華ですが、刺繍の腕や糸の質は手持ち帯の方が上でございました(笑)

しかし後継の、似たような帯を探していた身には似たようなを通り越してほぼ同じなデザインの帯を入手でき『これは奇跡だわっ
』と浮かれ、早速記事にするつもりでなんだかんだと1年経っちまいましてね。

『ああ、そろそろ記事にしてしまわないと~』と焦り始めたとき、その記事を拝見したのです。

透。さんが横浜今昔きもの市での戦利品をアップされておりまして、その記事の中にこの画像があるではありませんか。



――――――――似ているねえ…というかこれもまた『ほぼ同じ』デザインの刺繍帯ではないかい!!

これまた細部は微妙に違うけど、全体としてほぼ同じの帯(笑)

びっくりしたあっしは透。さんにコメントを入れましたところ『以前にも花の部分が違うだけでほぼ同じ帯がヤフオクに出てたことが…』とのこと。

『アンティークは1点もの』という謳い文句はあてにはならない、と常々言い放っているワタクシですが、大量生産の銘仙、織りの帯と違って刺繍帯までもがほぼ同じもんが出回っていたとは

これでは『赤黒金の市松の地に狆の帯』を笑えません。←アンティークやリサイクルをよく覗く方なら『ああ、あの帯…』とすぐにわかる、それほどによく出回っている帯。

ああ、1年前に購入してすぐに『奇跡の帯!!』とか言って浮かれて記事にしなくてよかったですわ~まさか1年後にこのようなオチがあろうとは。まあブログネタとしてはとても美味しいのであるが。

――――しかしなぜにこのようにほぼ同じデザインのものが
しかも刺繍の腕はまちまちなので同じ職人、同じ工房による作とも思えない。

刺繍帯のオーダーなんぞしたことはないのでそのシステムはさだかではないが、『柄見本』みたいな絵柄が各呉服店とかに存在して、それの中から選んで注文するシステムであったのではなかろうか。で、個人個人によって細部の刺繍を付け足したり、好きな糸で刺してもらったりと融通が効いたのではないのか。

…刺繍帯はずーっと1点ものと信じていただけに衝撃が大きかったが、こう考えたら案外お揃い帯は水面下でかなり存在している模様。


かなり昔、付き合いのある着物ブロガーさんの大半がなぜか『赤黒市松のウール』を所持しており、『ぎゃははは、ならばいっそ赤黒市松ウールでオフ会でも』とか盛り上がったものだが、もしかしたらこの矢羽根刺繍帯でも似たような現象が起こるのではないか。

―――――――ええ、お持ちの方は是非こっそりと名乗りを上げてくださいませ(笑)



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No title

ふでぺんさん、そうそう、私も『家庭科の授業見たい』とか思いました。図案が同じだけに出来不出来が凄い歴然(笑)
誰かこの『同じ図案の刺繍帯の謎』を探ってくださらないかしら~

No title

マド・松本さん、まさか『刺繍帯キット』みたいなのが売られていたわけでもあるまいに…(笑)
でも一般には売られてなくても刺繍職人の間ではそのようなもんが出回っていたに違いない。

No title

まさか2本もお持ちだとは…びっくりたまげましたw
1本目は帯に地模様があって綺麗だし、tentoさんのは色合いが華やかで流石の可愛さだし…。
それに比べて私の帯の地味なこと。
唯一褒められるのは紐の房が無駄にしっかり再現されてる所ですかね( ̄◇ ̄;)
例の朕の帯は着物歴1年の私が既に5回程出会いましたが、この帯も次の出会いがあるでしょうか。
他にも同じ帯をお持ちの方が現れたら、是非オフ会を開催してくださいませ!

No title

いち呉さん、ありますよねー、あの獅子とか狆シリーズ(笑)微妙に地色とか柄色とか変えつつも似たような帯のシリーズが(笑)…残念なことに私は持っておりませんが。こうなったら1本くらいは手に入れてみるのも一興かしら~と。
河童、帯で存在しているってことに驚きました。個性的な帯が見つからなければ手ぬぐいで探してみてはいかがでしょう?それを帯に加工するとか。

No title

たまさん、ええ、体調不良による幻ではなかったんですよ、同じデザインなんです、その帯(笑)…しかしあっしだとてアンティーク歴そこそこ長いのに、なぜこの1年の間に大量に出てきたのだ…セミか!?(笑)
1年前、すっごく浮かれてすぐに記事にしよーっととか思いつつ、季節のコーデに追われた甲斐がありました。1年経てばとても素敵なオチが待っている…

No title

べにおさん、わたしゃそれよりもまず『赤黒市松ウールのオフ会』を是非開催したいですよ(笑)…皆さんが持っていたのはかれこれ10年近く前だからなあ。もう手放している人も多いのではなかろうか。もちろん私は来たるべき日に備えて未だに所持しておりますよ。

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内緒さん、そうなのです!あの帯です。…でもあの記事もいい加減画像が古くて撮り直そうかと思ってましたらこのような事態に(笑)
可愛いんですけど本当に使うたびに崩壊して行くのです~

No title

透。さん、…私もまさかそっくり同じデザインとは思わず、家で見比べてびっくりたまげたのでございました。そして先日の透。さんの記事で更に腰を抜かすこととなります…
でも透さんの帯は色が控え目で上品系ですよね。ああ、色んな人の同じ図案のこの帯が見てみたいー
…しかしたった1年で5回も遭遇とは、なかなかの高確率ですよ、狆の帯に凄く縁があるのかもしれませんよ透。さんは。

No title

ご無沙汰しております~!サクラです。
私も持ってますよー!
確かこの帯、あすかさんもお持ちだったような?
と思っていましたが、記事を探しきれず確信が持てずにいました。
しかし今回確信いたしました!ありがとうございますw

No title

サクラさん、ああああ!?そう確か刺繍の矢羽根の帯、お持ちだったなーとか思ってましたが、今頂いたフォトブック見直してみたら、確かに同じデザインですねー(笑)細部の花とかが違い、そして矢羽根部分の中にまでぎっしり刺繍があるってところが高級ですが(笑)
縁取りだけでなくてちゃんと中まで刺繍で埋めてあると全然印象が違うので、『別物の矢羽根刺繍帯』と思ってましたよ。
…これで3人…しかしなぜ、付き合いのある方の家に潜伏しているのでしょうか、この帯ってば(笑)

No title

ツイッターでサクラさんからご報告いただきました!
早速お仲間が現れましたねぇ。
これはまだまだいるに違いない。
私も今度ブログに書きたいなぁと思っているので、あすかさんの帯の画像お借りしても宜しいでしょうか?
狆の帯、次に見かけたら買ってしまうかもしれません(笑)
以前キャバリアを飼っていたのですが、狆を掛け合わせて誕生した犬らしくやっぱり似ているので
一つは狆の帯持っておきたかったんです。

No title

こんばんは。いつも楽しく読ませていただいております。ありがとうございます。この記事を読んで、「ムック本 クロワッサンの着物の時間 2か3」で大御所の女優さんが、「娘時代に刺繍帯キットなるものが市販されており、いまでもその帯を持っている」という記事を思い出しました。手元にないので定かではないのですが。。。

No title

透。さん、…ははは…しかも数年前からサクラさんがお持ちの帯、しっかり記憶はしてたんですよ。でも刺繍帯に同じデザインがあると思わなかったものだから別者だと信じ込んでたら同じ~(笑)今明らかになる真実でございます。画像、好きなだけお持ちくださいませ~
猫柄ですとアンティークはバカ高くなりますが、狆帯は比較的安値安定ですので結構可愛いのが見つかるかと思います。

No title

nar*r*5499さん、やっぱり存在していたのですね『刺繍帯キット』のようなものが!!…でなければあまりにも『このへたくそさは何だろう…』の刺繍帯の説明がつきません。
考えたら着物だって昔はほとんど自分の家で縫っていたでしょうし、帯もそのようなキットがあれば自分で作るでしょうねえ。
…ってことは他にも刺繍帯にはお揃いが潜んでいるかもしれませんよね。面白いです~

No title

今更ながら、明けましておめでとうございます(o^^o)
今さっき、ヤフオクを覗いてみたらば、例の『赤黒金の市松の地に狆の帯』が出品されておりましたよ!
本当に度々出会いますね~!
猫帯でも、『ピンク地に薔薇と紙風船』の帯をよく見かけますが、ここまで度々出会うと、実は買うのも一興か?となってきてしまうのが不思議です。
あのチン犬の柄は、着物や羽織、襦袢などでもよく登場しますよね~♪

No title

水玉nekoさん、……定番商品狆の帯!!(笑)あの帯、さんざん見かけるのに未だかつて誰も締めてるとこみたことないんですよ。あれだけ出回ってるのに誰も買わないのでしょうか。柄としては可愛いと思いますし、使い勝手も悪くなさそうな気がするんですがねえ。
こうなったらいっそのこと買ってみるのも一興…(爆)
案外気に入ったりして

No title

私持ってますよ、矢羽根じゃなくて赤黒の狆の帯(笑)
ブサかわで可愛いです。何も知らずに飛びつきましたが、他にも持ってる人がいて、あすかさんのブログでめっちゃ話出てるので笑えて来ました。そのうちまた締めてみます(笑)

No title

アヤさん、私、先日浦和の骨董市でその狆の帯を発見し『…ここまで長い間ネタにしている以上、買ってやった方がいいかしら』とか悩みました。あ、赤黒金じゃなくて茶黒金って感じで渋い感じだったんですが、デザインは同じ。
いや、狆そのものは可愛い顔していると思いましたよ。渋い感じだったので年齢考えたら使い道があったかも、買っておけばよかったですね、ネタ的にも(笑)

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そっちもインスタで締めている人(色違いで締めていた方々)を発見しましたーそっちのが使いやすそうですよね。モチーフは可愛いんですよねー(笑)ネタ的に買うのはいいと思います。なんなら飽きたら送り付けましょか(笑)

No title

アヤさん、あらま、ブログ上では締めている人にお目にかかったことがないのですが、インスタ上にはいるんですね。限られたブログしか徘徊しないワタクシです…
特に犬柄に興味がないので買わずじまいでしたが、ここまで長い間ネタで笑いものにしている以上、やっぱり手に入れておいた方がいいかな~と云う気がしてきました。
…考えてみりゃ手持ちの着物には黒×赤のものが非常に多いので合わせる着物にはきっと悩まない…(笑)
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…とりあえず、盗まれた藤の遺影をプロフィール画像に使っております(笑)

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