2019-10-15
『アンティーク着物万華鏡展』@弥生美術館に行ってきました。…9月も終わりだというのに、絽で(笑)
―――――――――台風前までは蕾の気配すらなかったのに、台風一過後、いきなり花が咲き始めた我が家の金木犀でございます。
…風雨に命の危険でも感じたんだろうか… おかげさまで、道路冠水後のどぶ臭い匂いが金木犀の香りで一蹴されましてね。
ああ、ひと昔前のトイレの芳香剤は金木犀かレモンだったなあ、と金木犀の香りの威力に恐れ入った次第(笑)
今、金木犀の香りのトイレ芳香剤ってまだあるのかしら…あれはあれで好きなんだけど(笑)
さて、台風一過な翌日は暑くなりましたが、それ以降は一気に涼しくなり袷が着られる気温になりました。
今回の記事は9月の末、まだ夏の頃のお話でございます。ええ、夏よ、夏。
夏の気温だったので、「…ああ、もう絽のコーデでいいや…」とすっかり投げやりになり、「ああ、着飾ったアンティーク着物のお嬢さんたちに『あの人まだ絽着てるー(笑)』と笑いものにされたらどうしましょう」とか被害妄想になりつつ出向いたのはこちら。

東京は本郷の弥生美術館で開催されていた『アンティーク着物万華鏡』展でございます。

初めて行きましたよ、弥生美術館。…初めて着物着る人向けの本の、おすすめお出かけスポットとして大概出てくるこの場所。
ワタクシは着物歴15年目にしてようやく行った次第です。
割と少女漫画家の特別展をやってるとこですよね。ちゅーかメインは竹久夢二コレクションなんだけど。
静かな佇まいで人の気配が外にはあまりなかったので、閑散としてるとこなのかと思ったらば、館内は乙女(笑)で賑わっておりました(笑)
そして1階には隣接の喫茶室のメニューのカレーの匂いが充満(笑)…いや、展示もあるんだし、品物も売ってるのでカレーの匂いってのもどうよ
そして、着物女子はおば様だらけで、そしてアンティークは誰もおらず、皆様シックな渋い佇まいだったのでした…

…皆様気合いと根性で単衣をお召しで、そして秋単衣の性質上、なんだか似たような色の着物と帯ばっかりで個体識別不可能なくらいでした。 うーん、どうして『普通の女子』の集団は着るものが似通ってしまうのだろう。
で、同じ着物姿でも皆が皆バラバラな着物を着ている集団の場合は、大概変人な方々です(笑)

一部撮影ができる場所があり、この高畠華宵の屏風絵もそう。





ワタクシ、この絵をどの本で見たんだったか『やけに長い絵だなー』と思ってたんだが、屏風絵だったのね。

長襦袢を展示してあるコーナーも撮影可でした。



…今と昔の長襦袢の違いの説明の写真がどうにも横溝が漂っている…(笑)

そしてワタクシが『安女郎の長襦袢』と呼んでいる、手持ち着物とそっくりな長襦袢がトルソーに着せられておりました(笑)
…ほら、やっぱりあいつは長襦袢風味だったんじゃないかよー(笑)

長襦袢を自由に羽織れるコーナーもありまして、『へえ、貴重なもんをよくぞ不特定多数の人に…』とか思ってそれらの品を見てみたらば、うん、骨董市で500円で買える紅絹のやつとかモスリンとかの基本お安めなものばっかりぶら下がってました(笑)…そりゃあそうだよな。

このような撮影スポットもございました。…しかし並んで撮るには三脚立てねばならず、他のお客さんのご迷惑にもなるのでそれはできず。
一番迷惑にならない場所で撮った着姿がこちら。


…この着物、15年ぶりくらいで着てみたら顔写りが悪くてびっくりした
いや、確かに渋い色味の着物ではあるんですが、前回着たときはまだ若かったからこの渋さに飲み込まれなかったのでありましょう。
そう考えれば年齢相応の着物ではあるんですが(笑)、帯がちょっと可愛すぎるので、今の私にはアンバランスだったわけですね。
他の帯にしていればもっとマシだったかもしれません。

足元は珍しくも白足袋&アンティークと相性抜群な畳表付きの下駄。

髪飾りは浦和の骨董市で3個で500円のアクセサリーの中からセレクトした紅葉のブローチ。
そしてタンタンさんからの頂きものの白珊瑚の花かごモチーフの小ぶりのかんざし。
紅葉のブローチは、このように単品で撮ると帯留めにも大きく派手でブローチとしても微妙感がありますが。

髪飾りとして使うとアンティークの高級な髪飾りに見えるから不思議です(笑)
…相変わらずスマホで自撮りすると捏造されてますが…
『アンティーク着物万華鏡』は既に本にもなっていて、見本を読んでみたらば展示内容そのままそっくり本にした感じでした。
…そういえば弥生美術館開催のアンティーク着物関連展示ってすぐに本になるよね。
美術館に足を運べなかった方でも、本をご覧になれば充分楽しめるかと思います。
―――――――夢二美術館の方では、有名な『稲荷山』と『水竹居』があってびっくりした。
ここに収蔵されてるものだったのか…
そして結局あっしが館内にいた間は、他にアンティークを着ている人は誰も来なかったのでした…
この『アンティーク着物万華鏡』展で検索すると、もれなくアンティークで着飾った美しい若い女子の群れが大量に出てくるのに…SNSの嘘つきー!!(笑)
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…風雨に命の危険でも感じたんだろうか… おかげさまで、道路冠水後のどぶ臭い匂いが金木犀の香りで一蹴されましてね。
ああ、ひと昔前のトイレの芳香剤は金木犀かレモンだったなあ、と金木犀の香りの威力に恐れ入った次第(笑)
今、金木犀の香りのトイレ芳香剤ってまだあるのかしら…あれはあれで好きなんだけど(笑)
さて、台風一過な翌日は暑くなりましたが、それ以降は一気に涼しくなり袷が着られる気温になりました。
今回の記事は9月の末、まだ夏の頃のお話でございます。ええ、夏よ、夏。
夏の気温だったので、「…ああ、もう絽のコーデでいいや…」とすっかり投げやりになり、「ああ、着飾ったアンティーク着物のお嬢さんたちに『あの人まだ絽着てるー(笑)』と笑いものにされたらどうしましょう」とか被害妄想になりつつ出向いたのはこちら。

東京は本郷の弥生美術館で開催されていた『アンティーク着物万華鏡』展でございます。

初めて行きましたよ、弥生美術館。…初めて着物着る人向けの本の、おすすめお出かけスポットとして大概出てくるこの場所。
ワタクシは着物歴15年目にしてようやく行った次第です。
割と少女漫画家の特別展をやってるとこですよね。ちゅーかメインは竹久夢二コレクションなんだけど。
静かな佇まいで人の気配が外にはあまりなかったので、閑散としてるとこなのかと思ったらば、館内は乙女(笑)で賑わっておりました(笑)
そして1階には隣接の喫茶室のメニューのカレーの匂いが充満(笑)…いや、展示もあるんだし、品物も売ってるのでカレーの匂いってのもどうよ

そして、着物女子はおば様だらけで、そしてアンティークは誰もおらず、皆様シックな渋い佇まいだったのでした…

…皆様気合いと根性で単衣をお召しで、そして秋単衣の性質上、なんだか似たような色の着物と帯ばっかりで個体識別不可能なくらいでした。 うーん、どうして『普通の女子』の集団は着るものが似通ってしまうのだろう。
で、同じ着物姿でも皆が皆バラバラな着物を着ている集団の場合は、大概変人な方々です(笑)

一部撮影ができる場所があり、この高畠華宵の屏風絵もそう。





ワタクシ、この絵をどの本で見たんだったか『やけに長い絵だなー』と思ってたんだが、屏風絵だったのね。

長襦袢を展示してあるコーナーも撮影可でした。



…今と昔の長襦袢の違いの説明の写真がどうにも横溝が漂っている…(笑)

そしてワタクシが『安女郎の長襦袢』と呼んでいる、手持ち着物とそっくりな長襦袢がトルソーに着せられておりました(笑)
…ほら、やっぱりあいつは長襦袢風味だったんじゃないかよー(笑)

長襦袢を自由に羽織れるコーナーもありまして、『へえ、貴重なもんをよくぞ不特定多数の人に…』とか思ってそれらの品を見てみたらば、うん、骨董市で500円で買える紅絹のやつとかモスリンとかの基本お安めなものばっかりぶら下がってました(笑)…そりゃあそうだよな。

このような撮影スポットもございました。…しかし並んで撮るには三脚立てねばならず、他のお客さんのご迷惑にもなるのでそれはできず。
一番迷惑にならない場所で撮った着姿がこちら。


…この着物、15年ぶりくらいで着てみたら顔写りが悪くてびっくりした

いや、確かに渋い色味の着物ではあるんですが、前回着たときはまだ若かったからこの渋さに飲み込まれなかったのでありましょう。
そう考えれば年齢相応の着物ではあるんですが(笑)、帯がちょっと可愛すぎるので、今の私にはアンバランスだったわけですね。
他の帯にしていればもっとマシだったかもしれません。

足元は珍しくも白足袋&アンティークと相性抜群な畳表付きの下駄。

髪飾りは浦和の骨董市で3個で500円のアクセサリーの中からセレクトした紅葉のブローチ。
そしてタンタンさんからの頂きものの白珊瑚の花かごモチーフの小ぶりのかんざし。
紅葉のブローチは、このように単品で撮ると帯留めにも大きく派手でブローチとしても微妙感がありますが。

髪飾りとして使うとアンティークの高級な髪飾りに見えるから不思議です(笑)
…相変わらずスマホで自撮りすると捏造されてますが…
『アンティーク着物万華鏡』は既に本にもなっていて、見本を読んでみたらば展示内容そのままそっくり本にした感じでした。
…そういえば弥生美術館開催のアンティーク着物関連展示ってすぐに本になるよね。
美術館に足を運べなかった方でも、本をご覧になれば充分楽しめるかと思います。
―――――――夢二美術館の方では、有名な『稲荷山』と『水竹居』があってびっくりした。
ここに収蔵されてるものだったのか…
そして結局あっしが館内にいた間は、他にアンティークを着ている人は誰も来なかったのでした…
この『アンティーク着物万華鏡』展で検索すると、もれなくアンティークで着飾った美しい若い女子の群れが大量に出てくるのに…SNSの嘘つきー!!(笑)



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