2017-07-11
日蔭者、『しのぶ』さんの生き残り戦略。
――――――――浅草のほおずき市には、今年は釣りしのぶ、売ってませんでしたわ(笑)…浅草ほおずき市で画像検索すると必ず釣りしのぶも出てくるもんだから、いつも一緒に売ってるものだと思っていたぜ。
さて、なぜうちには『しのぶ』さんがいるのに、他の釣りしのぶを物色するような真似をしているのかと云うと。
で、この帆掛け舟と云う形状がですね、とっても保水力が悪く、水切れが半端ないのですわ。
なので夏場は毎日バケツにぶち込まねばならず、そしてこの特殊な形状故に中には針金が入ってるんですが、毎日の浸水によって中の針金が腐食。バッキリ折れているのです…
なのでギリギリ原形を留められるよう、不安定ながらも糸でぐるぐる巻いて固定している状態。
更に夏になったのでわさわさになるかと思いきや、この程度の葉しかない。
『…いつ崩壊するかもわからないので、このままでは風鈴すらぶら下げられない…それに枯れてる枝も多い…いっそ解体して、生き残ってるしのぶさんだけ救おうか…』と思い至る。
とにかく保水力で云うならば円形。丸い苔玉にしのぶさんを移植するざます!!
――――――――むごい。くっ付いてたしのぶさん、半分くらいは枯れてましたわ。折り曲げると曲がるのが生きてる部分。枯れてるとバッキリ折れます。
ちなみに水苔も劣化するのでどんどん痩せて少なくなっていきます。数年に一度はやっぱり作り直しが必要なのかも。
ダイソーで買って来た苔玉と乾燥水苔。苔玉は数年前から有りましたが、この乾燥水苔はディスプレイ用として新商品コーナー付近にありました。新商品なのかな?
ちなみにホームセンターで300円で売られている乾燥水苔とほぼ同じ量です。ダイソーで買いましょう(笑)
そして、苔玉に巻き付けるようにしてしのぶさんを這わせ、水苔も付け足し、糸でぐるぐる巻きにして完成。
しかし全身整形によって生き残りを図るしのぶ(笑)
これまでの人生?を捨て、新たな道を切り開くようです。
ちなみに去年はしのぶさん以外でも苔玉を作っておりましたが、そのうちの1つが枯れてしまったのでまた今年も新しく作りますですよ。
『ダバリア・ラビットフット』と云うもの。別名『西洋しのぶ』ですわ。…ほぼ、見かけはしのぶ(笑)
廉価の釣りしのぶはこれ使ってありますな。倍額で売ってる南部鉄風鈴付きのものは常葉しのぶで、もっと葉が『ザ・シダ』って感じで喰ったら歯ごたえありそうな感じ(笑)
左がしのぶさん、右がダバリア。見比べれば確かに違いますが、管理も同じなので廉価釣りしのぶでも全然問題ないんじゃないかと…
鉢から抜いて、土ごと周りに水苔をはり付けて糸でぐるぐる。で完成。
―――――――しのぶさんの寂寥感に比べてこちらのわさわさ感はどうよ。
見た目が豪華なので、こちらを屋外の『見せ釣りしのぶ』として風鈴ぶら下げようと思います…
ちなみにこの亀の形の釣りしのぶ、風鈴付きで1980円で近くのホームセンターに売ってましたわ(笑)
買ったところでまた来年解体の憂き目に遭うかも知れずと思うと…
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