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2017-07-03

蛮行シミ抜き、最終章。『オキシドール+アンモニア水』バージョンにチャレンジ。

――――――――ああ、暑いでございます。関東はほとんど雨らしい雨が降っておりません。夏場の渇水が心配されるところです。一方、記録的大雨に見舞われている地域の皆さま、お見舞い申し上げます。


さて、先日『蛮行シミ抜き週間』と称して、手持ちの昭和浴衣のシミ抜きにチャレンジしていたわけですが。

あらかたシミ抜きには成功したものの『失敗したらヤダ』な絞り浴衣、そして『これは塩素系だと絶対色抜けするけど、酸素系漂白剤で落ちる気がしない
』な浴衣2枚が残った…

そうなると『生地に優しく確かな漂白力』と話題?の『オキシドール+アンモニア水』シミ抜きに結局辿り着いた…

――――――ケチ臭いあっしは、消毒に使えるし、新たに買っても100円くらいのものなオキシドールはいいとしても、他に使い道が見出せないアンモニア水、しかも1本300円もするものを成功するかどうかわからんシミ抜きのためにわざわざ買うのを渋り続けていた。

…んが、こうなってはもう、シミ抜きとしてネット上で紹介されている物の最後の牙城『オキシドール+アンモニア水』に手を出さないわけにはいかなくなったのだった…



で、買って来たオキシドールとアンモニア水。…家には2本オキシドールがありましたが、かなり前のものなので過酸化水素が抜けてるかも知れん、と新たに購入。

アンモニア水ってば、虫さされにも使えるものだったのね…確かに『キンカン』はアンモニア臭が絶好調ですわ(笑)

そして『ホームズ』では気絶した人にワトソン君がアンモニアを嗅がせていたな。

で、シミ抜き剤の作り方。

オキシドールに、アンモニア水数滴混ぜるだけ。あっしはとりあえず小さじ1のオキシドールにアンモニア水5滴にしました。

オキシドール濃度が高ければ高いほど漂白力は増しますが、うっかり色抜けし過ぎるのが怖い方はオキシドールを2倍くらいに薄めるのがお勧めらしい。



作って数時間で効果がなくなるので使い切る量だけ作ります。



そして、先日てんてんさんから頂いた浴衣を実験台に…全体的に結構な黄色シミが点在しているのです。特に上前が凄くて、このままでは絶対着られない状態。



まあ、こんな感じのシミがあちこちに分散していると思いなせえ。



シミ部分に作ったシミ抜き剤を塗りたくります。



そしてドライヤーの温風を15㎝くらい離して当てて乾かします。



1回くらいじゃ『うーん、ほんの少し薄くなった?』くらいです。…この行程をシミが抜けるまで延々繰り返すのですよ、このシミ抜き方法は



5回繰り返し、そこそこ薄くはなりましたが綺麗さっぱりとはいかない。全部のシミに対し何回も何回も塗っては乾かしを繰り返すのはもう、考えただけでぞっとする

――――――ここで、この浴衣の『オキシドール+アンモニア水』シミ抜きは断念。

試しに見えないところで塩素系漂白剤使ってみたところ、やっぱりシミは取れるがこの藤色染料も色抜けすることが発覚。

しょうがないので色柄ものに安心の『酸素系漂白剤液体ワイドハイター』を全部のシミ部分に塗りたくり、ちょっと放置。その後洗う。

――――――――結果、ほぼわからないくらいにシミが落ちたのだった…



で、こちらの絞り浴衣にも、絞り独特のアクが出ていてあちこち黄ばんでいたり、茶シミがあったりした。



このシミにも『オキシドール+アンモニア水』シミ抜きを試みる。



3回ほど塗って乾かしてみたが、まあ、変化は見られない

なので『単色の藍染めには塩素系漂白剤が有効』と、先般の実験でわかっているので塩素系漂白剤、キッチンハイターをシミ部分に塗り込んで、その後洗った。

―――――――結果、シミ1つない綺麗な浴衣になったのだった。

…………結局、洗える素材であるならば、ご家庭に常備されているであろう酸素系漂白剤、塩素系漂白剤で事足りるのでございます…

これらの2つで試して落ちなければ、市販のシミ抜き剤を試してみるのも一興ですが、まあシミ抜き剤は界面活性剤の濃度が高くなってるだけで主成分は家庭の漂白剤とさほど変わりがないのではないかと。

ではなぜネット上で『オキシドール+アンモニア水』のシミ抜き剤が出てくるかと云うと、これは界面活性剤が含まれておらず、揮発性成分だけなので使用後洗わなくてもほぼ成分が生地に残らず、生地そのものを傷めにくいからだそうな。

ただ界面活性剤が含まれていないと汚れに対して馴染みが悪いので、結果繰り返し、繰り返しのシミ抜きで徐々にシミ抜きをしていくという形になります。

プロのクリーニング屋さんでもこの方法でシミ抜きを行うところは多いようですが、それはプロの仕事で根気強く繰り返しシミ抜きをして、綺麗にしていると云うことでしょう。――――普通の家庭の人間が、ずっとシミ抜きにかかりっきりになってられるか

ちゅーわけで、洗えるものだったら、酸素系、塩素系漂白剤を使い分けてほぼシミが落ちる、との個人的見解でございます。

…オキシドール+アンモニア水シミ抜き剤の立場がないので、『洗えない正絹物』に試してみた。



点在するシミに塗って、乾かす、を3回ほど繰り返す。



うーん画像だとあまり変化がないですな。でも肉眼でしたら少しはシミが薄くなっているのです。

洗えない正絹もの、どうしても気になるなあってシミがある際にはこのオキシドール+アンモニア水シミ抜きも有効かもしれません。

ただし輪ジミにもなりやすいので、そこそこシミが落ちてシミ抜き終了でいいかなと思ったら、最後の仕上げにシミ抜きしたところの周囲を水濡れタオルにて大きく暈すように濡らし、それから乾かしてください。

これだけでほぼ輪ジミは目立たなくなります。


――――――――徹底的に低価格な着物生活を目指すあっしにとっては、お直し系も『とりあえずどの家庭にもありそうなもの』を活用するのがモットーなのですが、結果的にやっぱり『アンモニア水はわざわざ買う必要なかったかも―』と云う見解なり。

残ったアンモニア水、地道に虫さされに使うことにするよ

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…むっちりみたらしさんに画像変更(笑)

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