2015-09-11
そして疑惑の9月の飾り付け。
―――――久々に快晴でございます。さいたま市。上空をヘリがガンガン通過しておりますがね…
ちゅーか、カビさせる前に洗って室内で干せ、って話ですが、梅雨の時期にそうやって頑張って干したものの結局嫌な匂いが残ってしまい、そしてあっしはふて腐れた。
結局洗い直す羽目になるのだから晴れるまでひたすら、ひたすら耐えるのみだったのでございます。
さて、この連日の大雨で着物着るどころではなかったので地味な飾り付けの記事をば。
今年の十五夜は9月27日とずいぶんと遅いんですねえ。…例年10日前後に十五夜がやって来てしまい、その後この満月モチーフが何となく哀れな感じでハロウィンにとって代わるのを待っているんですが(笑)
―――――で、疑惑アリ。
この100均で手に入れた『萩とウサギと満月』の柄の絵手ぬぐい。
飾ってしばらくした後、たまたま『濱文様』のショップページを見ましてね。…そこで見つけちまったのさ。
――――――細かい部分はちゃんとわざわざ下手に描き直してあるものの、パッと見同じ風だよね…
あたしゃ100均の方の手ぬぐい見たとき、『なぜに萩の葉っぱが丸くなくってかなり本物に近い葉っぱにわざわざしてあるんだ?』と思いましたが、なるほど、意匠化された萩の葉っぱのままだと本家の方の柄に近くなってしまうからなのね

まあ、100均手ぬぐいは結構パクリ疑惑満載なものも多いのでございますが、これ一応ちゃんと濱文様のものをモデルに新たに描き直しているようなので、著作権的にはどうなのでしょうか、ナンネル姫様。
――――――で今回の件で、すっかり忘れていたのに思い出したことがありましてね。
このように手ぬぐいから手ぬぐいへのパクリ風味ってのは発覚しやすいものですが、手ぬぐいを総柄の着物に加工した場合は、その元の絵を知らない限りは大概の人にはまずわからないものでございます。
かれこれ9年くらい前になっちまうのかしら。黒猫が椅子に寝っ転がってる総柄の正絹の着物の新品をお安く手に入れたのですわ。
で、お得で可愛かったものだから記事にして見せびらかしたところ。
『…その絵、京都の●●屋の手ぬぐいのデザインのパクリですよ。そんなものを喜んで買って着ようなんてお里が知れるわね、バカじゃないの』的なコメントが入ったのでございます。
京都の●●屋、老舗手ぬぐい屋で有名ではありますが、それは京都好き、手ぬぐい好きの間だけであって全国的には知られてないのですわ。
『かまわぬ』、『濱文様』、『気音間』、『くろちく』さんのものならば全国の雑貨店でいつだって見かけるものですが京都の●●屋のものは、あっし、そちらのネットショップにわざわざ出かけない限り見ることがないですわ

…つまり知らなくて当然。勉強不足とかの問題じゃなく。だってそのコメントであっしはその老舗手ぬぐい屋を知ったんですぜ(笑)
そのような世間的な事情を斟酌せずに上のようなコメントを入れていたのでは『…こいつ、ただ知識ひけらかして人を馬鹿にしたいだけじゃん、器小せえな』と思われて当然であろう。
ちゅーかあっしも20代はそんな感じだったものだから、その手のコメントを引き寄せたのであろう。まあ、自業自得であろうな(笑)
やーねーカルテットの敷き布のこちらは本当に濱文様(笑)の絵手ぬぐい。例年9月はタペストリーとして飾られ続け、若干飽きたので今年は敷き布として頑張って頂いている。
手ぬぐいだけで初秋の演出ってのもさみしいので、毎年『何か100均でいい小物がないかね…』と探すのですが、栗とか柿とかの秋絶好調な小物しか見つからず、あとハロウィンとか。
なのでほおずき市で2000円だったほおずきの、傷み始めた実を使って透かしほおずきを作ってみた。……2000円分の仕事はまだまだして頂くざますよ(笑)
透かしほおずき、実を水に1週間くらい浸けて、柔らかくなった皮部分を使い古し歯ブラシ等でこすり落とすとこのように葉脈だけが残るものですが。
気温が低めでおこもり遊ばしていた男爵も、本日気温が上がって来たので這い出され中。
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