2015-01-30
『ピーコックグリーン』≒『青緑』の帯揚げのお話。
数ヶ月前になりますか。ワタクシ、かねてより欲していたtentoさんオリジナルの『ピーコックグリーン』(ずっとターコイズグリーンと云っておりましたがご本人がピーコックグリーンと書かれておりますのでこちらで統一しますわ)の帯揚げをやっとこさ入手しましてね。
その便利さに感服し、人様へのプレゼントにも使うと云う活用ぶりなのですが。
で、あっしの性分としましては『こんなに便利なんだから広く皆さまの手に入るようになればいいのに』と記事で『通販、しませんかい?』と地味にtentoさんへメッセージ(これなら読んでも読まなくても返事しなくても先方の責任にはならない。直接メッセージ送ったら返答するのも面倒であろうし)を送りましたところ。
それを読んでいてくだすったのか、後日再びお会いした際に『今忙し過ぎて手一杯で、通販業務まで手が回らないんです』との明確なお返事を頂けたのであった。
…バリバリの商売人なら、親族を安い賃金(笑)で通販要員としてこき使うか、知り合いのネットショップに声を掛け委託通販させてもらうとかの道を探るでありましょうが、恐らく対面販売で、1つ1つ、お客さんに自分で手売りしていきたいと云うお気持ちなのでしょう。お人柄でございます。
で、そうなるとtentoさんが出張なすってる地域にお住まいの人間ならば、何かの機会に買いに走れることもありますが、多分大多数はその地域に当てはまらず『ああ、欲しいよ~誰か買っておくれよ~そして送ってくれよ~』と怨嗟の声が日本中に渦巻いているのではないかと。←大袈裟。
――――――そしてこの記事の本題になるわけですが。
なので、tentoさんの帯揚げが買いに行けない地域の方にどうだろう…と実物がどんなものなのか注文してみたのさ。
一見、同じ色です。左側のちょっと小さめでほんの少し色が明るい方がtentoさんのピーコックグリーン帯揚げ。
右があちこちのショップで見かける『青緑』の帯揚げ。こちらの方が彩度と明度が下がる感じ。
あ、素材は全然違いますよ。同じ正絹ですがtentoさんの方がしなやかで目が詰まってる感じ、青緑の方は割とごわごわ感が強いです(笑)
しかし色として見るならば、このように並べると違いがわかるのですが、帯揚げとして普通に使うならば同じ色として問題なく使えるのです。
そしてここが重要なのですが『くすみ感が強く出ている銘仙を多く着る』って方には、むしろこちらの青緑の方が向いているのです。…この彩度と明度が低い感じが、くすんだ銘仙に合いやすいと云う皮肉(笑)
tentoさん帯揚げの方はかなりくっきり鮮やかピーコックグリーンなので、華やかで綺麗な状態の染めのアンティークを多く着るって方、現代ものの綺麗な状態のものを着るって方に向いてるかと。
―――――――故に、くすみ感の強いもんばっかり着るあっしには、tentoさん帯揚げより青緑帯揚げの方が相性がよく、ほぼ同じ色を2本持ってても1本は使わなくなるなあ、と自分のtentoさん帯揚げはべにおせんせーへと進呈してしまったのだった(笑)
…あっしには安い、青緑のごわごわ帯揚げで充分さ(笑)
んで、この青緑帯揚げ。あちこちのネットショップで扱ってはいるんですが、同じものであろうに値段がピンキリで調べた限りでは1380円から1800円(税抜き)まで値段に開きが。
ここ数カ月定点観測を続けたところ『知ってる中では一番高いけど、在庫切れになっても2週間くらいですぐに補充されて品揃えが常に安定している』ってショップが『西陣こもの屋』さんと云うショップでした。
ちなみにあっしの帯揚げもここで購入。
……ちなみにこれらの他の3色も一緒に購入してるんだが。
こんな記事をアップしたらtentoさんの営業妨害になりはしないかとは思いもしたのだが、そこはそれ。なめてはいけない。tentoさんの帯揚げが欲しい方はちゃんと指名買いをなさいます。この安い似たような帯揚げの存在を知ってても。
…って記事にするとまた在庫切れになりそうな気もするんだが、再入荷もちゃんとしているとこなので気長に入荷をお待ちくだされ。
スポンサーサイト
Powered by FC2 Blog
Copyright © 着物と猫とカネコ系 All Rights Reserved.