2009-12-16
コインドライを求めて、埼玉県内放浪記。…そして結末は『青い鳥』
コインランドリーでありながら、セルフドライクリーニングもできる店『ミスターランドリー』。
豆千代さんの本で紹介されてから、アンティーク好きの間では有名な店で、確かに安価でドライクリーニングできて仕上がりも悪くないのでお勧めなのだ。
しかし、数年前に親会社が倒産。ドライ機をそのまま使うか、それとも撤去するかは今は個々の経営者それぞれの裁量によるのであった。
で、私が最初に行った実家から最寄りの熊谷店。http://blogs.yahoo.co.jp/wwide1225/49180515.html
次に行ったときはドライ機が調整中。…再開の見込みはわからないとのことであった。恐らく採算に合わないのであろう。
つーわけで、いつ採算が合わないと云う理由で撤去されるかわからぬコインドライ機。
それどころか、どこの店にあるかもわからぬコインドライ機。
…だって電話かけても店員がいなかったら確認しようがないし。
なので昔の刑事のように足で稼ぐしかないのだ。直接出向くのさ。
埼玉県内で把握できているミスターランドリーの名を冠する店舗は5つ。
●熊谷店 ●毛呂山店 ●狭山店 ●春日部店 ●鳩ケ谷店
で、この5つの中で熊谷店は遠いし、2年前の時点でドライ機を撤去しそうな勢いだったのであてにならぬ。
毛呂山店は何回か前を通り過ぎたことがあるものの、ドライ機があるかはわからず。
狭山店は1回行った時に2台ドライ機が稼働しており、残りの春日部、鳩ケ谷店が今の我が家からは一番近いがドライ機があるかは謎。
しかし一番近い鳩ケ谷店は、かなり調べてやっと名前が出てきたので果たして店そのものが今も存在してるかわからず。
と云うわけで、我が家からは車で30分くらいの距離の春日部店に行ってみたのさ。それが9月。
その時、春日部店には2台のドライ機が設置しており『ああ、今度からはここにドライしに来るよ』と誓ったのだった。
…骨董市であれこれ買い漁り、またしても『ああ洗いたい』と思うような品物が増えたので早速大荷物で春日部店に出向いたのが11月。
……その時は最早ドライ機が撤去されていたのであった……(涙)
ああ、ドライ機って本当に採算に合わないんだなあ。
今は、普通のクリーニング店でもお安いし、普通のクリーニング店の方が失敗しても保障が付くもんねえ。
かくして、薄汚れた着物類の入った風呂敷包みを抱え、コインドライできる店を求めて埼玉県内放浪の旅が始まる。
狭山店には1回行ったことがあるものの、我が家からは遠い。でも背に腹は代えられない。
狭山には骨董市で教えてもらった『着物類がお安い古着屋』もあるので、『もしドライ機がなかった場合はこの店に買い物しに来た事にしよう』と保険を掛けておく。
……狭山店は既にドライ機どころか店そのものが潰れ、普通のクリーニング店になっていた……(涙)
あ、教えてもらった古着屋にはちゃんと行き、かなりお買いものはしてきたので決して無駄足ではなかったんだが…
近場にあるならお買い得品だけ目当てに通いそうな店だが、何せ遠いのでねえ…この日は雨も降り、往復4時間の旅であった…
コインドライに話を戻そう。
熊谷、毛呂山はドライ機があるかわからず、狭山は店が潰れ、頼みの綱だった春日部はドライ機のみ撤去、と埼玉県内のコインドライの店の惨憺たる状況。
…ああ、何でこんなにもミスターランドリーとは相性が悪いのだ~(涙)
コインドライをあきらめ、これまたアンティーク着用者の間では有名な京都の『奥津洗濯教室』に送ろうかとも考えた。
しかし1キロ2000円で、しかも仕上がりが1ヶ月はかかるって話。運送費も馬鹿にはならぬ。
まあ、最後の1店舗、鳩ケ谷もダメだったらその時考えよう、と全く期待もせず鳩ケ谷店に赴く。…ちなみに車で10分くらいで超近い。
…住所通りに行くと普通の住宅街。ドライ機があるコインランドリーがあるような雰囲気には思えない。
しかしだ。何とこの店にはあったのである。ドライ機が!!しかもちゃんと稼働中!!!
……ドライ機を求めて埼玉県内を彷徨し、車で数日間に100キロ以上走行した私の苦労は何だったんだ。
思い浮かぶは『幸せはすぐそこにある』と云う趣旨の童話『青い鳥』…
んが!!ミスターランドリーとは相性が悪い私。…私が1度足を運ぶとドライ機を撤去する店も多く、この店もドライ機がいつまであるのかは予断を許さぬ状況だ。
皆さんのお近くにドライ機のあるミスターランドリーがあるならば、是非こまめに使ってやって下され。
でないと不採算部門ってことであっさりドライ機が撤去されるぞ(涙)
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