2006-02-01
おかんの絞り絵羽織
おかんが若い時分に誂えた着物は、ほとんど私の趣味に合わないものばかり…
なんつーか、戦後の高度経済成長期のあおりというか、妙に貧乏臭くて野暮ったい柄ばかりなのですよ!
ま、それはおかんの趣味であり、性分なのかもしれませんが…
四季花が入ってるからいつでも着れる様でいて、しかし色と柄の配分が悪くていつ着てもピンとこない
『何にでも効く!がうたい文句の全く役立たずの万能薬』みたいな着物、と言えば大体のイメージが掴めるかと…
そんなおかんの着物箪笥を引っくり返して見つけ出した、数少ない『私的にはオッケー』な着物をこれからもご紹介します。
前回のウール2点にひき続き、今回は唯一の絞りもの、絵羽織です。
正面はすごーく地味なんですが、背中が竹やら蔦?やら謎の植物でいっぱいでけっこう豪華です。
アンティークものの迫力はありませんが、着る場所や年代を選ばない、オールマイティな絵羽織です。
ちょうど、例の大マヌケ絞り矢羽根着物と裄と袖丈がぴったりだったので合わせてみました♪
…ちッ!あいあい傘が隠れなかったか!…羽織で隠れないなら、何やっても隠れないわな…
でもこれはこれで、帯のピンク色刺繍と色がリンクして、それなりに可愛くなったので良しとしよう!
……あ、この羽織、竹柄が入ってるから『お正月コーディネート その2』の松柄の絞り着物に合わせりゃ良かった!! 裄、袖も合ってるし…
あのコーデをアップする前には発見してたのに、着付ける時すっかり忘れてたんじゃ~~
またあの着物引っ張り出すのはメンドーだよう。だからやらない(笑)
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