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2019-03-26

本年度も無事挙行!『秩父銘仙で卒業式』

――――――昨年度、鳴り物入り?で始まった、埼玉は秩父市の小学校の一校『南小』の『秩父銘仙で卒業式』。

卒業生全員が秩父銘仙着用で卒業式に臨むのです。

秩父市の『ちちぶ銘仙館』の協力、着付けボランティアさんとかと一緒に作り上げる素晴らしい卒業式だと思うのです。

で、昨年度は初の試みと云うことで、その企画が発動段階から新聞等で度々取り上げられ、無事挙行の卒業式の模様も紹介されました。

―――――しかし2年目の本年度は、一切秩父銘仙で卒業式やるんだかどうだかの情報も新聞には載らず…

んが、本日の新聞にはこのような記事が。



ああ、よかった!ちゃんと銘仙で卒業式は行われていたのですねー!!

…なんだか去年あたりから『小学校の卒業式の着物袴姿は禁止』な流れが強くなり、今年は更に締め付け?も強くなってきたみたいで、いったんそのような世論が出てきてしまうとそれに感化されて『私も良くないと思いまーす!』な右に倣えな輩も多く出てくるので、もしかするとこの学校にも妙なクレームを付けてくる輩がいるんじゃないのかしら~
と思ってたんですよ。

小僧の小学校でも禁止ではないものの、年に2名くらいは袴姿の子がおり、そしてその子らに対するPTAの目は厳しい…

『何あれ、超目立ちたがりじゃん。恥ずかしいよねー(嘲笑)』というのが大半のご意見でございます…ああ、本当に、このような場面での女子、女親の同調圧力って凄いよね(笑)

その点、この学校は卒業生全員参加で銘仙に袴。

一般的な卒業式の場合はこの1回だけのために子供の衣装買ったり借りたりするわけですが、こちらの企画はちちぶ銘仙館の全面協力&着付け用品と着付けもボランティアで賄われているので、むしろ卒業式衣装に関しての各家庭での負担はほぼないと思われます。

…多分、同じ市内の小学校の卒業生父兄からは『いーなー』と思われているに違いない(笑)

まあ、着付けの分だけ朝早くなるのがネックでしょうが、それでも『今後、着る予定もないのにこんなお子様よそ行きスーツ、どうすりゃいいのさ』がないってのは本当に他校の父兄側からすると羨ましいのでは。

ともあれ、この素晴らしい卒業式がこの小学校の伝統として長く受け継がれることをお祈りしております。

で、新聞だとモノクロなので銘仙の楽しさがまるでわからない。

幸いにして小学校のHPでカラー画像が公開されているのでお借りしました。





学校のHPで既に顔出しで公開されているものなのでお顔はそのままにしてあります。

…おめでたい日のいいお顔ばっかりなのに隠すのも勿体ないもんね。

抜かりなく教員も銘仙なのですよー


皆さん、御卒業おめでとうございます。



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2019-02-10

『生まれる時代を間違えました』というけれど…

―――――――アンティーク業界の話なんですがね。

アンティークは大正、昭和初期の着物なので『ああああ!!あの時代に生まれたかった!!生まれる時代を間違えました
』と仰る方がたまにいらっしゃるのです。

気持ちはわかる。

街中にアンティーク着物が溢れているのを想像するだにうっとりするではありませんか。

……しかしあっしはまっぴらごめんでございます

――――――なぜなら、この時代、この時だからこそ自分はアンティーク着物を安価で抵抗もなく着られるのです。

これがもし、大正期に生まれていたとしたらどうであろうか。

着物はいつの時代も高いのです。昔は洋服だってお安くはなかったので、着物だけが突出して高いというものでもなかったでしょうが、今は洋服が激安時代なので着物だけが悪目立ちで高過ぎる印象に。

そう、今、自分が普通に着られているアンティークの染めの美しい着物だって、大正期は富裕層のほんの一握りの人だけが、しかもお若い未婚のお嬢さんだけが着ることを許されていた物であったろう。

…そのような富裕層に生まれている保証は全くない(笑)

下手すれば大量生産の銘仙すらも着ることができないような貧困層に生まれて、ああ野麦峠だったかもしれないのです。

あの宇野千代先生をして、若かりし頃は極貧で、銘仙1枚が一張羅。

1枚しかないので衣替えの時期には夜なべして一晩で袷を単衣に、単衣を袷に直してその1枚の銘仙を着続けていたそうですから。

決してそれは珍しいことでもなかったのではと思います。

それに当時は職業によって着る柄とかがあったようで、綺麗で素敵だからと云っても一般女性は着ちゃいけない、着たら後ろ指さされる場合もある柄も多々あったようなのです。

今でしたらそんなの関係なく着られますもんね。

更に、大正期の富裕層に生まれていたとしても、その後の激動の昭和を生き抜かねばならぬのです…

没落し、手持ちの着物を売り食いに次ぐ売り食いで散逸させる運命かもしれないのです。

実際、今、田舎の農家の蔵には昔のいい着物がいっぱい眠ってたりしますが、それは食料を求めて着物片手に田舎にやって来ていた没落富裕層が多かったことを意味します。

…ちなみに『着物と食料を物々交換してくれるわけではなく、お金はお金で払わされた。いい着物を持参すると優先的に食料を『買わせて』貰えただけ』とのことです。

大切なお気にいりの着物を食料購入整理券代わりに農家に献上するだなんて、どんだけ惨めで切ないものであろうか。

でも着物として残っていればいい方で、空襲によって全てが灰になってしまった場合も多かろう。


そのような時を経てきた着物たちが今、リサイクルショップでもネットオークションでも簡単にお安く手に入る時代に。

これが20年前でもダメ。本当に、ここ十数年の時代の変化によって当時の超高級品であっても、今庶民の我々が手にし、着ることができるようになったのです。

――――――もう、この時代に生まれたことを感謝しこそすれ、『生まれた時代を間違えた』などとは思えませんよ、あたしゃ。

ましてやあっしなぞは『どうかしているサイタマ』の着物激安地帯に流れ着いて生きておりますからね。

この時、この地で生かせて頂けるありがたみを日々噛みしめているのでございます。


――――――しかし大正期に生まれたくはないものの、そのアンティーク着物で彩られて美しかったであろう町の往来、特に銀座あたりの風景は見てみたい。

誰でもいいから現存するモノクロ写真を最先端の技術で総天然色に復元させ、是非我らアンティーク着物好きに見せてくれ!!と祈るばかりでございます。

                  

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2019-02-02

『着物警察、私はうれしい』という新聞投書に寄せて。

――――――先日読売新聞(…徹底的に新聞を活用しておりますな、私は(笑))にこんな投書がございましたの。まあ、お読みくださいまし。



…お名前出しちゃったけど、そもそも新聞で堂々とお名前出してるからいいかと。

最近何かと話題になる『着物警察』ですが、あっしは今まで出会ったことがないんですのよ。

で、スタンスとしてはこの方と同じなんです、私。

だって帰り着いてふとお太鼓見てみれば、とんでもなく崩れていたりして『…お直しおばさんでも着物警察でもいいから飛んできて、直してくださっても構わないんですのよ、奥さん!!』と思ったこと数知れず(笑)

そう、意外と自分の着姿のまずさって自分で気が付かない。着崩れも案外気が付かない。

そして崩れっぷりに気が付くのは遠くから引きで見ている、着物好きな方だったりするのです。

まあ、着物警察の餌食になりそうな着付けしてる割には今まで出会ったことがないあっしなので、着物警察には色んなタイプがいて、中には本当にとんでもない『着物テロリスト』な輩もいるとは存じておりますが、むしろ大半の方は『ただただ善意の、着物好き』なのだと解釈しております。

…そう、余計なお世話でありがた迷惑であろうとも、本人は善意なのです。

で、そのような方は着付けが常に怪しく、自信がない方にしてみれば通りすがりの救世主的な役割も担うことがあるのです。

しかしそれらを総じて『着物警察』と断じてしまいがちな方って、基本的にとんがった個性の持ち主と云いましょうか、世間様に対し斜に構えたところがあると云いましょうか、権威に対して根拠もなくとにかく対抗的と云うか、『こちとら、個性!!お洒落!!喧嘩上等!!』な一種挑むような感じで着物を着て歩いているような感じがするんですよ。

で、そのような好戦的な『…これが私のお洒落よ。何か文句あんの!?』な好戦的なオーラって全身からやっぱり滲み出てしまうので、同じく好戦的な着物警察的な人間を引き寄せてしまう。

…チンピラが肩で風切って繁華街歩けば、同じチンピラが『なんだよ、いきがりやがっておめえ』って喧嘩吹っ掛けてくるような(笑)って例えが悪すぎるか(笑)

――――――ただね、『類は友を呼ぶ』って本当のことだからね

善意のお直しおばさんではなく、明らかに嫌味な負のオーラ満載の『着物警察』にやけに目を付けられるって方は、自分の中に、そのような人種と同じ部分が渦巻いていないか一度冷静に内観してみては如何かと。

だってほんわかほにゃららしてる人は、たとえきつめに注意されたりしても『あー、そうなんですねーわざわざありがとうございますー』ってな感じでやっぱりほにゃららしてて、そこで『あ!?何か文句あんの!?
』と怒らない。

怒らないから『着物警察』と相手を蔑んで、自分を優位に保とうとも思わないんですよ。

『着物警察』=『自分の着物の知識が絶対で、それから外れた格好が許せずそのような格好の人に対しあれこれ手出し口出ししてしまう人』のことだとすると、逆に『着物警察許せねえ!!絶滅しろ!!』な人も同じ穴のムジナかと。

だって、『着物警察絶滅しろ派』の人も、『自分の個性が大事、自分の好きな格好して何が悪い!!』と自分を譲らないわけで、自分を譲らないところは一緒。

ただ主義主張がお互い違うからやり合うだけで、根っこ部分は一緒かと。

『着物警察』は基本年配が多いと思いますが、それはその方の知識が古いままアップデートされてないからであって、いわば一種の情報弱者なのではないかと。

一方着物警察の被害者ってのはとにかくSNS世代で、Twitterとかで腹立ちまぎれにあくまで自分のスタンスで拡散するする。

で、そーゆーのを散見すると『…この人って着物に限らず、自分のやることなすこと、誰かにちょっと注意でもされようものなら待ってましたとばかりに理論武装、ネットの民の意見まで総動員して『だから私は悪くない』って方向にもっていく人なんじゃないかなあ』とか思ってみたり。

人は、自分の持ち合わせている知識が判断基準なのです。それは当たり前のことなのです。

それを踏まえて、たとえ何か言われても『ああ、そうなんですよね。ちょっとびっくりさせてすいません。でも私、こーゆー着方が好きなんです。最近はこんな風に着てお洒落を楽しむ人も多くなってきてるんですよ』と笑いながら返す余裕と強さが若い世代にもう少しあれば、と思う。

そこまで出来れば、たとえ悪意があって近寄ってきた人でも『…ふーん』と引き下がると思う。笑顔の力は絶大。

『でもあんた、それはおかしいってどーたらこーたら』と言ってくるような人はまずいないかと(笑)

…それをその場で出来ず、ネットで憂さ晴らししてる人が多いと思うんだよ…

『着物警察』って、掘り下げていくと大本は『世代間の断絶』ってところにあるんじゃないかしらねえ。

着物に限らず、年上は若いものに対し何かとアドバイスのつもりで余計なお世話な言葉をいちいち投げつけてくるものです。昔からそうですってば(笑)

それが当たり前のことだったので『ああ、ハイハイ』で流せて、昔ならそのまま問題にもならなかったことが、今いちいち問題になってるような気がするなあ。

以前dolceさんがお書きになっていた文章で、『何か言われて『うるせえくそばばあ』と思うか、ありがたいアドバイスだと思うかによってその後の人生大きく違ってくるよ』(←どの記事だったか忘れて探したのですが見つけ切れなかったのでうろ覚えではありますが、大意はこんなところかと。)に拍手喝采したい気持ちになったワタクシ。

うん、結局は言う方よりも言われる方に余裕がないんだよね。肩に力が入り過ぎてる。

だって自分の着こなしがお洒落だと思っててそれにゆるぎない自信があるのなら、批判も冷ややかな視線もどこ吹く風だもの。

ちょっと言われたことを気にしてしまうのは、自分でも『ちょっと変かも…』な負い目的な感情があるからかと。

そして『言いたい奴には言わせておけ』とまとめていたりするんですが、いや、気にしているのは他でもないあなたではないの?と思う。それは強がりではないの?と。

『着物警察のせいで着物人口が…』とか人のせいにする人もいますが、基本、女性は本当に着たいものであるなら、どんな障害があろうとも頑張って着ようとするものです(笑)

『着たいブランド服があるから20キロやせる!!』とかね(笑)

着物を本当に好きで着たい人であれば、何言われたってむしろそれをバネにして、より洗練された高みを目指すでしょう。

あれこれ言われて嫌で…というお人はただ単に『着物着るのってめんどくせえ』、それだけなのに、着なくなった理由をあれこれあちこちに押し付けてる人も多いのでは。


あああ、長くなって何が言いたいんだかわからなくなってきましたが、あなたが『着物警察』と思うから着物警察、『頼もしき通りすがりのアドバイザー』と思えば本当にアドバイザーなのです。

アドバイスを受け入れるかどうかは自分次第でございましょう?アドバイスはあくまでも一意見。

渡る世間を鬼ばかりと思うか、仏ばかりと思うかはあなたの心がけ次第。

とにかく肩から力、抜きましょうよ。

そして自分にも他人にも寛容になりましょうよ。


                  

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2019-01-28

アラフォーのアンティーク着物、今昔。

――――――基本的に画像も何もない、ただの文だけ綴った記事ってのはよっぽど文才がないと面白くもなんともなく、読み手(…なんで黄泉手と変換されるのか、うちのおどろおどろしいパソコンは
)もコメントもしにくいものなので滅多なことではアップしませんが、そうなると『…えーっとこの内容はどこにぶち込んだらいいんだろう…』な、ちと思ったこととかは結局、全く関係ない記事の前置きに使ったり、閑話休題でぶち込んでみたりで、逆に混乱を招くのですな(笑)

いっそ『きものがらみの駄文』という書庫に独立させ、特にアップする画像付きの記事がない時は(笑)、箸休め的にこの『文章だけ』な記事も出していこうかなーと思うなり。


さて、タイトルの『アラフォーのアンティーク着物、今昔。』です。

ブログ始めてかれこれ13年ほど経ちますが、始めて間もないまだ30代も前半だった頃、とにかく週1レベルで頂くコメントがあったんですよ。

『このようなガラガラアンティーク着てみたいと思うんですけど、私はアラフォーなので…』

ええ、皆さん別の方。でも本当に本当にその内容のコメントが多かったのです。

で、当時ワタクシは30代前半。参考になるアラフォーと云うとやっぱりお付き合いのある着物ブロガーさんになるわけですが、今にして思うと付き合いのあった当時アラフォー着物ブロガーさんは皆さんすっげー渋好みであった(笑)

んが『…そうか40代ともなるとこのような着物姿が一般的なのか…』と思い、『アラフォーだけど派手なアンティーク着たい!』なコメントの方々は、コメントだけでお顔も背格好もわからぬ以上はこちらも迂闊なことも言えず、『アンティークと云ってもシックな大人なものもいっぱいございますので是非そちらからチャレンジしてみてください』てなコメントを返すことしかできなかったのでございます。

そして内心は『うーん、やっぱり40代でこんな可愛すぎるピンクだの赤だのは無茶だと思うよー?若作りは見苦しいよー?』と、自分が若いと陥りがちな尊大な心持ちだったのでございます。

――――――それから十数年。

今、誰も『私はアラフォーだから…』というコメント入れん。と云うかあっしが40代な訳だから、そのコメント入れたらケンカ売ってんのか?と思われるもんね(爆)

というのは置いといて、今はアラフォーだろうがアラフィフだろうが、自由に、しかもそれなりにご自身の年齢と折り合いを付けながらも派手派手アンティークを楽しむ方が本当に、本当に増えました!!

SNSの発達によって着物コーデの多様性の裾野が広がったおかげもありましょう。そして今の40代、50代が見た目がすげー若いってのもありましょう。

着物だけでなく洋服においても、40代ファッションも若者ファッションもあまり大差がない世の中になっているおかげで『自分はアラフォーだから…』とかの年齢という区分で色々気にする方が減ったのでございましょう。

むしろ昨今ではSNS映えを狙うばかりに老いも若きも派手系に走りがちな傾向があり、渋着物好きさんはその画像の渋さから、お仲間見つけが大変なんじゃなかろうかと(笑)

渋い着物姿しかいなかった川越、浅草等は今では華やか着物姿しか見当たらなくなりましたし。


ワタクシがアンティークを着始めた頃、教科書になるのは豆千代さんの本くらいしかなく、その豆千代さんコーデにしても若い子向けのものだったので、40代以降のアンティーク着物コーデと云うのがリアルに想像できなかった。

2003年がアンティークブームで、その時から着始めた人が圧倒的に多く、大人のアンティークと云うといきなりもう池田重子氏のようなレベルになってしまい40代のお手本となるようなアンティーク着物着用者がいなかったんですよねえ。

でも今はその当時に着始めた30代、そして40代が、今40代、50代になり、好みのテイストは変遷しながらも変わらずアンティークを着続けてくれていて嬉しい限り。

この先60代、70代のアンティーク着物コーデも見られる時代が来るのかなあ、と楽しみでございます。


…ただし年齢が上がって、自分でも客観的にでも『もう無理』な着物は後進の若い方のために放出してあげてね(笑)

アンティークは今後減る一方で絶対数が少ないのだから。

自分が楽しんだ素敵で美しいものは、次の世代に循環させましょう。と自戒を込めて。


                  

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…むっちりみたらしさんに画像変更(笑)

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