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2009-03-09

春のおしゃれ 池田重子流きものコーディネート/池田重子



本屋に滅多に行かなくなってしまったワタクシ。…こんな本が出てるなんて知らなかっただよ…

ええ、例によって『着物関係の本が異様に充実している最寄りの図書館』にて発見。

…これってかなり新刊の部類に入るはず…どんだけの着物好きが図書館に影響を及ぼしているんだ(笑)

で、早速表紙からして「うひょ~」な豪華さ。

池田重子コレクション、帯留めとか櫛とかの小物の本は出てましたが、このような着物コレクションの本って今まで出てませんよね。

常々見たいと思っていたのだ、豪華な池田重子コレクション。



期待を裏切らない華やかな振袖。…こんだけ豪華にびっしり描かれていると絵羽ではなく総柄に見えてしまうのが残念だが。



全体的に春ものの紹介のせいか染めの柔らかものメイン。でもお召しの矢羽根も出ておりますよ♪

豪華で上品なものばかりコレクションされてるかと思いきや、チューリップのような個性的ポップ柄も収集されてたんですね。

で、ここら辺からある特徴に気がつく。



このコーデも



このコーデも



このコーデも、いや、これだけに限らないが全体的にほぼ「小物系は色が統一、帯も同系色多し」

池田重子さんの信条らしいですね。『同じ時代のもの、同じ色みのものを合わせる』と云うのは。

時代はともかく、同じ色みで合わせるのって「メリハリのないのっぺりした印象になりがちなので危険」と云うコーデの代表ではないか。

でも池田重子流コーデだと豪華さが際立たず、かつ非常に上品にまとまっている…

これ、アンティークの豪華な色使いの着物や帯における有効技ですな。

現代もののシンプル、悪く言えば地味で無個性な着物で小物まで色みを合わせると、のっぺりコーデになっちまうだろうが、1つ1つのアイテムが個性的なアンティークの場合、小物類は色みを統一することで個性派揃いが上品方面に団結するんですな。

…ええ、非常におこがましいが、ワタクシもアンティークものに関しては小物類の色みを統一してきましたのよ。

だって私の好きな色柄の激しさを鑑みたら、小物類はその中の色を取って統一しないと壊滅的なコーデになるんだもん。

…そうか、私の見解は間違ってなかったか。しかし同じように小物類の色みを統一してるのになぜか上品にはならぬ私のコーデ…


この本、1冊3800円もするんだが、分厚い上にオールカラーでこの充実の豪華内容。

…買うよ、あたしゃ。

調べてみたら「冬のおしゃれ」という冬ものコーデの本も出ているではないか。

早速ネット注文し、到着を待っているところさ。

今後、夏、秋のコーデ本も出るようだが、高くても全巻揃える気満々だ。
2009-02-25

Luncoのオモシロ着物柄/永田欄子



店に行ったことはなくとも、アンティーク着物好きなら知らない人はいないであろう、『LUNCOおりひめ』店主の欄子さん。

彼女で思いつくのはその個性的な柄の着物とか生地。独特のセレクトですよね。

この本はそんな彼女らしい着物柄をいっぱい集めたもの。

着物のコーデはほとんど載ってないんだけど、実に変な柄とか超ラブリー♪で欲しい!!と思うような柄が満載で、この本見ると思わずヤフオクで変な柄を探したくなるぞ(笑)



変な雪だるまとか、にょろーんとして無表情な猫帯とか♪



怖いペンギンの帯に銘仙でペンギン柄!!…うーん、ホントにこんな柄があるんだ。

よくもまあ見つけ出したものだ、LUNCOさんも。



…そして悪党顔のお相撲キューピー…ええ、たとえキューピーでも、このようなお相撲さん頭にこの顔だと『闇のフィクサー、政財界を裏から牛耳って半世紀』てな感じに見えるのは私だけか?(笑)



ちょこっとコーデと普通の着物とか(笑)も載ってます。

そうか、緑系の着物はアンティークでは貴重品なのか。でも私結構持ってるぞ。

人気な割には「うーんどうしようかな~」と悩まされる緑系なんだが。


前々から本屋でたまに見かけると立ち読みしてた本なんだが、ギンギンガラガラコーデが見たいワタクシ、コーデの少ないこの本は購入対象外だったのだ。

だって結構お高いし。

しかし我が家の近くの図書館、読みたい作家の本はほとんど入荷しないくせになぜか着物本のバラエティーだけは豊富だ。

おかげで「買うほどでもないけどじっくり見ると面白い着物本」には不足しなくなったさ(笑)
2009-02-13

写真でよむ昭和モダンの風景/津金澤聴廣 監修



明治、大正、昭和初期の風俗写真集、図書館で発見しては借りてきてじっくり当時の着物の着こなしを見るのが好きなあっしです。

この本はまさに図書館でしか見かけないであろうし、仮に本屋で売っててもなかなか買う人間はいないであろうと云う厚さと値段。…計480ページもあり値段は15000円…

ええ、図書館様様でございます(笑)

で、そんだけ分厚いので昭和初期の風俗全般の写真を載せているんであるが、着物だけをアップ。





色んな帯結びのバリエーションやら、街行く女性のお太鼓姿。

…ああ、カラー写真だったらどれほど華やかなんだろう…

モノクロ写真であっても「いいなあ、可愛いなあ、欲しいなあ」と思うような帯が目白押しです。

それにしても今だったら「お太鼓が崩れてるわよ!!」と直されそうな、斜めってるお太鼓、当時は結構多かったのね。…それにしてもみんなお太鼓が大きいなあ。



これは昭和16年の太平洋戦争の足音聞こえる当時の夏。

不穏な気配が漂う世相でもこのように華やか大胆な夏物着てたんですねえ。ああ羨ましい時代だ。



このお嬢さん、伊藤博文の孫ですってさ。…こんな御令嬢でもおはしょりがこんなだ。

この本には華族の御令嬢とかいっぱい載ってるが、大概のお嬢さんの写真のおはしょりはみんな斜めになってるのですよ。

そうかと思えばダブダブにもたついてるおはしょりの奥様とか。

…定規で引いたようにまっすぐ、ってのはホント戦後からの習慣なんですな。



洋装と和装の組合せでそぞろ歩きなご婦人がた。

説明文によると「娘は洋装、母は和装と云う場合が多かった」とのことだが、うーむ、母にしては帯が派手すぎるぞ~そして袖も長いぞ~

しかし髪型とか着物そのものが縞とかが多いとこ見ると、これはやっぱり母なんだろうな…

当時はいい歳した子がいても、長い袖の着物を着ていてよかったんだろうか…



…無茶すぎる写真(笑)長いお袖と大きなお太鼓で体力測定。

お召しになってる着物からして相当なお嬢様なんだと思うが、こんな恰好じゃ正確な数値は測れまいよ(笑)


モノクロ写真だけであってもこのように楽しめる昔の風俗写真集。

この本には着物とかの値段も現代の貨幣価値に換算されて載ってたんだが、私、「昔は皆が日常で着ていたんだから今と比べれば安かったんだろうさ」と思っていた。

しかし今とほとんど変わらない値段の着物。お召し反物14万とか。

しかもバッグとかショールとかの小物が今の感覚では信じられないくらい高い。

今だったら5000円くらいのショールが8万とか、1万くらいのバッグが15万とか!!

洋装のワンピースでも5万以上している。

…当時ってものすごく贅沢だったんですねえ。そりゃアンティークにものすごい凝った品が多いのも頷けるわな。

銘仙だとて庶民の着物、とは言え当時で5万位はしていただろう。…現在の復刻銘仙となんら変わりのない値段。

…それが世紀を経て、今や500円とかで投げ売りされている時代…

何やら考えさせられる本でありました…
2008-08-14

『25ans ウェディング 花嫁のきもの vol,2』 /婦人画報社



vol,1の方も以前紹介しましたが、こちらは最新刊のvol,2でございます。

内容、使用画像も前回の本とダブる部分も多い(まあ、載せる内容なんて代わり映えしないだろうしな)ですが、流行りがないと云われる着物の本であっても、結構小物使いとかの部分で流行りものがあったらしい。

それがこの花かんざし。去年発行の本にはほとんど見られなかった代物です。



ブライダルサロンの広告に多用されていたり



ヘアアレンジに使われていたり。

…ああ、やっぱり天道よしみ似姉から京都土産で貰った紅白の梅の花かんざしは披露宴で使うべきものなのかも。

黒引き振袖の人気爆発だった去年を経て、各ブライダルメーカーでも黒引き振袖を多く作るようになったらしく、結構新柄も紹介されております。

で、私が好きな、黒引き振袖の2パターン。




柄行きそのものは黒場が多くてすっきりと大人っぽいが、小物の赤を効かせて華やかにしているコーデが多かったです。

恐らく『黒引きは着たいがアンティークみたいな派手な全面柄はちょっと…』という人が多いのかもしれん。

…私は派手なアンティーク黒引きにさらに赤を効かせて着るけど(笑)

……んで、去年は神田うのブランドが『これはどうよ?』だったんだが、今年も出てます、これはどうよ的なアレンジが。



…恐らく『姫系』を受けてのアレンジだと思うが、いただけません。

白無垢ならぬピンク無垢だとか、フリル半衿だとか…

乙女チックな白いかんざしとかシースルー綿帽子とか…


伝統的衣装は伝統的アレンジの方がとっても美しいです。

着用者のニーズに応えるのはいいことかも知れんが、絶対『何であの時普通のにしろって止めてくれなかったのよ!!』と10年後くらいに結婚写真を見て悶絶する身勝手なのがいると思うぞ(笑)
2008-03-11

卒業衣装レンタルカタログ/晴れ着の丸昌




これは、今の時期結構色んなところで無料配布されている小冊子です。

毎年それを貰って来ては、その年の傾向を確認している私である。…ええ、別に袴なんて着る予定はびた一文ないんですが。

しかしこの本、『ヘアメイクのセンス次第でどうにでも見え方は変わる』というのを肝に銘じさせてくれる貴重な本である。

…だって袴と小振袖のラインナップはほぼ毎年同じなのに、ヘアメイクが違うせいで可愛くも見えたり最悪にも見えたりするんですもん。

ここ3年間貰い続けているのだが、毎年毎年雰囲気が変わって侮れない…



左のピンクの表紙、2006年版は非常にカタログらしい、わかりやすい画面構成。

ヘアメイクも奇抜でなく、見ていて目新しくはないがギョッとすることもないオーソドックスな感じであった。



しかし、真ん中の2007年版…こいつが曲者だったのだ。

表紙からしてザンバラ髪に編み物モチーフぶら下げてる奇怪なものであったが、そのテイストが全頁に渡って続く…

袴にチェーンベルト付けてみたりさあ、ニットキャップかぶらせてみたりさあ、『何で誰も異議を申し立てないんだ!?』ってくらいにやりたい放題であった。

……あのさ、若い娘さんがターゲットとはいえ、若い娘さんは一応晴れ着には晴れ着風のアレンジをしたがるものだと思うが。

このスタイリスト、記号のように若者風なスタイリングにしてみたが、実は若い人と接点がないんじゃないのか?という仕上がりである。

ええ、個人的に見ても小振袖+袴には今風のアレンジは合わないと思います。



そして右の今年版。…去年版が不評だったのか(笑)表紙からしてお嬢様風です。

そして中身もお嬢様チックエレガントなヘアメイクとなっておりました。


成人式の振袖コーデも結構毎年激しいものがあるが、振袖の方は結構若い人向けにポップな柄も多いのに対し、卒業式用小振袖は古典柄が多いのでポップなヘアメイクが浮くのだ。

ああ、やっぱり後世まで写真が残りそうな晴れ姿は奇をてらわないオーソドックスなものが一番いいのう…

でないと10年後、その写真見て絶叫するのは他でもない自分だ(笑)


無料配布本でありながら、色々な教訓を与えてくれるこの本。

また来年も収集するであろう。
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Author:あすか
…むっちりみたらしさんに画像変更(笑)

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